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萬祝染めワークショップ

東京スタディーツアー

(まい)(わい)染めワークショップ


平成23年5月28日(土)、六本木の国際文化会館にて、6カ国14名の駐日外交官とそのご家族が千葉県指定伝統的工芸品である「萬祝染め」を体験しました。講師は、千葉県鴨川市にある萬祝染元「(すず)(せん)」三代目の鈴木(こう)(すけ)さんです。



初めに、萬祝染めの歴史や技術について学びました。萬祝は千葉県房総半島が発祥とされ、桁外れた大漁のときに、船主さんが漁師さんにお祝いの品として贈った品(反物)です。鶴や亀、七福神や宝船などおめでたい図柄で構成され、漁師さんの奥さんたちが半纏(はんてん)(なが)()に仕立てて、お祝いのときにみんな揃って着ていたそうです。通常、萬祝を一反仕上げるのに型紙作成、色差し、地染めなど12の工程がありますが、今回のワークショップでは「色差し」の工程を体験しました。





まず、参加者は5種類の下絵の中から好きなデザインを選び、布地に「のり」と呼ばれるもち米や米ぬかを練って作った輪郭の内側に刷毛筆を使って9色の顔料で色づけします。色と色の境をぼかしてグラデーションをかけることで立体感を出したり、原色を使って迫力を出したり、それぞれの感性でオリジナルの作品に仕上げていきました。そして翌日、余分な「のり」の部分を洗い流して完成です。講師の鈴木さんは、「見本を何度も何度も眺めて配色を決める日本人とは対照的に、みなさんは決して迷うことなく大胆に色付けされるんですね。」と驚いていました。



萬祝を贈る風習は、残念ながら時代とともに消えてしまったそうですが、講師の鈴木さんは学生や留学生を対象にしたワークショップなどを開催して、その技法を大切に伝え守っています。今回のワークショップをとおしてより多くの国の外交官たちに日本の染物文化を紹介することができました。そして参加者からも「とても興味深い体験だった。」と大変喜んでいただけました。




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