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在京外国人留学生の「奥浜名湖地域観光モニターツアー」

在京外国人留学生の「奥浜名湖地域観光モニターツアー」


当協会は平成25年12月6日(金)~8日(日)に、静岡県奥浜名湖地域において東京在住の外国人留学生による「観光モニターツアー」を開催しました。これはNPO法人「奥浜名湖観光まちづくりねっと」が主催し、当協会が企画・募集・運営を担当して開催したものです。

ツアーには早稲田大学および慶応大学で学ぶ留学生の中なら3カ国(カナダ、中国、韓国)6名が参加しました。


初日は東京駅から新幹線で出発し、晴天に映える富士山を車窓から眺めながら、豊橋経由新所原(しんじょはら)駅に向かいました。天竜浜名湖鉄道(天浜線)新所原駅では地元出身者を含む名古屋修徳大学の学生が合流し留学生モニター達を迎えました。

1両のみで運行されるローカル電車「天浜線」を見た留学生の第一声は「かわいい!」でした。その「かわいい」天浜線に乗って最初に向かったのは、ユリカモメの餌付けができることで人気の浜名湖佐久米(はまなこさくめ)駅。パンの耳を買って餌付けをすると数えきれないほどのカモメに囲まれ、学生たちは大喜びでした。上下線1時間に各1本運行の天浜線だからこそ体験できる楽しみです。

カモメとはしゃいだ後はランチタイム。天浜線三ヶ日駅構内のアメリカンカフェ「グラニーズ」では、名物のグラニーズハンバーガーで満腹になりました。

食事の後は、三ヶ日で120年の歴史を誇る菓子店「入河屋」五代目松嵜善治郎専務の指導で和菓子作りを体験しました。松嵜専務の素晴らしい職人技を見学した後はいよいよ留学生も挑戦です。「どの和菓子を作ってみたい?」と言われて彼らの選んだのが最も難しいと思われる菊の花の形をしたもの。留学生の積極的なチャレンジ精神に、関係者も舌を巻きました。

和菓子作りに熱中した後は、最高品質のみかんを生産している農園「マル敬」にてみかん狩りを楽しみました。園主の外山紘之氏から美味しいみかんの見分け方とハサミを使ったみかんの切り方を指導された後、各自思い思いにみかんを取っては食べ、食べてはお土産用のネット袋へ詰め込みました。留学生たちは、1年の内でこの時期1カ月しか食べられない早生ミカンの瑞々しい甘酸っぱさを堪能しました。

みかんの収穫を体験した後は、「JAみっかび」にて東洋一の規模を誇るハイテク選果場を見学しました。センサーが瞬時にみかんの大きさ、傷の有無、糖度を計って、それぞれ規格に合ったラインに高速で流れて行く高度な品質管理に感心するだけでなく、センサーの検査結果を映し出すモニターをじっと見つめたり、写真を撮ったりと、センサーの仕組みを理解しようとする留学生の強い好奇心が感じられました。

夕方には養蜂場が経営する蜂蜜店「長坂養蜂場」を訪問し、ハチミツ色に明るく輝く店内で、種類豊富な蜂蜜製品をあれこれと試食しながらお土産を買いました。

夕食は留学生と日本人大学生だけで三ヶ日町の人気居酒屋「安愚楽」で食事会。美味しい料理を食べながら、笑ったり歌ったりと楽しい時を過ごしました。


2日目は最初に井伊家の菩提寺として長い歴史がある「龍潭寺(りょうたんじ)」を訪問しました。武藤宗甫(そうほ)住職のご案内で本堂、開山堂などを見学した後、有名な庭園家小堀遠州作の本堂裏庭を石組みの解説などを聞きながら鑑賞しました。また井伊直弼も座って庭を眺めたと言われる座敷でお抹茶をいただいきました。

次に訪れた「立岩牧場」では生まれて間もない仔牛の授乳体験をしました。また牛舎を見学しながら乳牛の生活について色々と質問し、明確な回答を牧場主から聞くことができました。







この日の昼食は地元で養殖しているキジの料理で有名な「きじ亭」で、キジの刺身とこの時期にしか提供していない旬のイノシシ鍋を食べました。キジ、イノシシともに初めて食べた留学生は、サッパリとして癖のないキジの刺身と、驚くほど柔らかいイノシシの肉に「美味しい!」を連発していました。

午後は方広寺門前の野沢製菓で名物『大あんまき』(あんこをどら焼きの皮でロール状に巻いたお菓子)、創業明治14年の中尾商店で江戸時代の製法で作った『豆腐油揚げ』を試食してから、五百羅漢で有名な「方広寺」の境内の坂道を地元ボランティアガイドの解説を聞きながら本堂へ向かって登りました。本堂・開山堂等の見学をした後、短時間ながらも座禅体験を行うと、中国からの留学生が「これまで座禅なんて無駄なことと思っていましたが、静けさの中で座禅を組むと今まで深刻に思っていたことが些細なことに思えました。人生観が変わった気がします」と晴れやかな顔で言いました。


夕方に訪問した東海地方随一の規模を誇る鍾乳洞「竜ヶ岩洞(りゅうがしどう)」では、ライトに照らされて白、緑、ゴールドに輝くいろいろな形の鍾乳石を眺めながら地底探検を楽しみました。途中天井が人の背丈よりも少し高いだけの洞内を頭上をかすめるように小さな黒い影が飛び去りました。コウモリです。コウモリが目にも留まらぬ速さで飛び交う度に、黄色い声と笑い声が鍾乳洞内に響き渡りました。一度洞内を出た後、13,000個のLEDによるイルミネーションが幻想的な「電飾土蛍」の洞窟も見学しました。「ロマンチック!」との声が女性たちから上がりました。

2日目の夜は「まぐろの海商」で魚介類の定食などを食べ、学生同士でゲームに興じるなど楽しい時間を過ごしました。


最終日は三ヶ日町の「摩訶耶寺(まかやじ)」からスタートです。重要文化財の不動明王や千手観音の説明をいただき、鎌倉時代の庭園を鑑賞して、木々に囲まれた静寂な古寺の雰囲気を満喫しました。

モニターツアーの最後は、日本人学生とともに三ヶ日町内の散策をしました。朝市を覗いたり、町内の店舗に立ち寄ってB級グルメを試食したりして、地元の商店主や買い物に来た町の人々と交流しながら街歩きを楽しみました。

そして午後には「鰻いしかわ」にて浜名湖名物のうなぎで奥浜名湖の『食体験』を締めくくった後、参加した留学生たちが撮影した写真をプロジェクターで映しながら、それぞれの感想を地元観光関係者に報告しました。














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