インバウンドセミナー 岡山県高梁川流域 2015年9月-11月

岡山県高梁川流域の5会場でインバウンド受入推進のセミナーを実施しました

 

2015年9~11月、岡山県倉敷市ほか計5つの会場で、観光関連事業者やボランティアガイドなど地域の方々を対象に、訪日外国人旅行者の現況・受入準備などについて当協会阿川がセミナーを実施しました。

 

岡山県西部の高梁川(たかはしがわ)流域では、倉敷市を中心として10市町の自治体が連携し、活力ある経済圏・生活圏の構築が進められています。この施策の1つとして、さらに多くの外国人に快適な地域滞在を提供できるように、今回のセミナーは流域5カ所の会場で開催されました。民間事業者からボランティア通訳ガイド、大学生など延べ136名の方々が参加されました。

新見(にいみ)市・笠岡市・井原(いばら)市・総社(そうじゃ)市での4回はインバウンド初心者向けに、「インバウンドの現況」「地域において行う準備」「インターネットの活用」などについて説明し、外国人旅行者を受け入れるに当たって整えておくべき準備と進め方をひととおり把握していただきました。

最終回の倉敷市では、長野県戸倉(とぐら)上山田(かみやまだ)温泉亀清(かめせい)旅館若旦那タイラー・リンチさんの協力を得て、「外国人目線による日本の魅力」「外国人が求めるもの」「コミュニケーションのコツ」などについて具体的な事例を交えて説明しました。後半は参加者を4つのグループに分け、それぞれミニワークショップ形式で料理/商品説明英語シートの作成、おもてなし力向上の提案を発表するという課題に取り組んでいただきました。

今回のセミナーでは、インバウンドの推進には諸関係者との連携が大切であることを多くの方々が気づかれたようでした。参加者同士の意見交換を通じて地域内の人脈形成のきっかけとなり、今後円滑に展開いただくことにも寄与できました。