セミナー・講演
信州公共の宿連絡協議会職員研修会でインバウンドセミナーを行いました
2016年11月24日、長野県清水高原のスカイランドきよみずで開催された信州公共の宿連絡協議会平成28年度職員研修会にて、『かんたんインバウンドセミナー ~異文化理解と簡単ワンフレーズ英会話~』と題して、当協会の専門家が講演を行いました。
この研修会は、信州公共の宿連絡協議会(事務局:長野県観光機構)が主催したもので、同連絡協議会会員施設から支配人やフロントスタッフなど22名が参加しました。
当日は当協会のインバウンド専門家である牛山が、インバウンドの市場性や主要国別の傾向、外国人旅行者対応のコツなどをお話しするとともに、日本各地でよく相談される外国人対応の問題点とその解決方法をご紹介しました。
また外国人個人旅行者を受け入れる際に必要な英語での対応に関し、ワンフレーズの簡単な英語で失礼なくコミュニケーションができる対応例を練習しました。
県内の成功事例としては、山ノ内町湯田中温泉で外国人に人気の旅館「島屋」さんを例として、スタッフの高度な語学力よりも、旅行者の気持ちになって親身にサポートすることが大切である点をご紹介しました。
岡山県高梁川流域の5会場でインバウンド受入推進のセミナーを実施しました
2016年9~11月、岡山県倉敷市ほか計5つの会場で、観光関連事業者や外国人対応に興味のある方々を対象に、訪日外国人旅行者の現況・受入準備などについての講演と参加型グループワークを当協会阿川が行いました。
岡山県西部の高梁川流域では、10市町(倉敷市、新見市・高梁市・総社市・早島町・矢掛町・井原市・浅口市・里庄町・笠岡市)での広域都市圏の形成を目指して、活力ある経済圏・生活圏の構築が進められています。この施策の1つとして、さらに多くの外国人に快適な地域滞在・回遊を提供できるように、今回のセミナーは流域5カ所の会場で開催されました。民間事業者や観光協会スタッフ、大学生など延べ104名の方々が参加されました。
矢掛町・浅口市・高梁市・総社市での4回はインバウンド初心者向けに、「インバウンドの現況」「地域において行う準備」「インターネットの活用」などについて説明し、外国人旅行者を受け入れるに当たって整えておくべき準備と進め方をひととおり把握していただきました。また、長野県戸倉上山田温泉亀清旅館若旦那タイラー・リンチさんの協力を得て、「外国人目線による日本の魅力」「外国人が求めるもの」「地域における取り組み」などについて具体的な事例を交えて説明しました。倉敷市では、概要説明の後、長野県湯田中温泉「一茶のこみち 美湯の宿」「志賀パレスホテル」専務取締役・女将の斉須幸子さんが、「インバウンドの取り組み」「プロモーション活動」「受け入れに当たっての工夫」などについて実際の経験を踏まえて説明しました。
各回の後半では他地域・他観光資源との差別化の方法に関する説明や宣伝文句を阿川より例示した後、参加者をグループに分け、外国人向けに観光資源の魅力を抽出し、それをアピールするフレーズを検討・発表していただきました。思い描くものを関係者間で合意形成すること、磨きをかけて具体的なフレーズに落とし込むことなどの難しさを体感した一方で、討論・発表・講師からのフィードバックを通じていろいろな切り口を共有し、そこから可能性が広がることを認識いただきました。
千葉県夷隅地域で「外国人観光客への接遇・マナーや使えるワンフレーズ英語」について講演
2016年10月19日(水)、「これでばっちりインバウンド対応~異文化理解と使えるワンフレーズ英語~」と題して、外国人観光客をおもてなしするに当たっての基礎知識や対応、実際に外国人と接する際に使える英語について、千葉県夷隅地域の行政関係者、観光協会および観光関連事業者などの方々に、当協会の三木よりお話ししました。
この勉強会は、千葉県夷隅地域振興事務所が主催したもので、当地域のインバウンド観光促進の一環として外国人観光客対応の基礎的かつ実践的スキルを学ぶために開催されました。
まず初めに日本の人口減少に伴う経済成長の低下をカバーするためにもインバウンドの促進が効果的であるということや、外国人観光客の訪日の目的などの現況について解説しました。またムスリム対応やベジタリアンへ提供できる料理の一例を提示しました。
次に、過去2回当協会と千葉県との間で開催した「駐日各国大使館員千葉県ツアー」の考察を報告し、さらに今後のマーケティングに繋がる千葉県夷隅地域における「ペルソナ(象徴的なユーザーモデル)戦略」の手法についてもお話ししました。
Wi-Fiなどの通信環境が整っていない地域では、積極的にSIMカードを販売していくことや、SIMカード会社との連携事業についても提案しました。
後半に行った使えるワンフレーズ英語では、基本的な挨拶やトイレの場所の案内、食事の感想の聞き方、日本的な食べ物についての説明などを参加者の方にも英語で言っていただきました。また、講師の海外におけるカフェでの体験で、勘定書を下さい「Bill(ビル)please」と言ったところ、「Beer(ビール)」が出てきたという苦い経験から、それ以降は手振りを交え「Check(チェック)please」と言うことにしたなど、発音や英単語に自信がないときはジェスチャーを交えると相手には伝わりやすいとお伝えしました。
2016年7月19日、静岡県産業経済会館で開催された静岡県商工会指導者研修会にて、『インバウンドで地域活性化~外国人旅行者を地域の広告塔に~』と題して、「インバウンドの市場性」、「受入環境整備」、「国内各地の事例」などについての講演を当協会の牛山が行いました。
この研修会は、静岡県商工会連合会が主催したもので、県内20の商工会から観光・サービス業関係の事業者34名が参加しました。
当日は研修プログラムの一部として、当協会の専門家がインバウンドに関して、その市場性や外国人受入環境整備の在り方をお話しするとともに、奥浜名湖商工会の「小規模事業者地域力活用新事業全国展開支援事業」における外国人旅行者集客プログラムなどの国内インバウンド関係事業の事例を紹介しました。
県内の事例紹介では、奥浜名湖商工会のほか、静岡県東京事務所や美しい伊豆創造センターの事例を紹介し、また他地域の例として、山形県高畠町や熊本県阿蘇ジオパークのインバウンド促進事業を取り上げました。
さらに別の視点から、意外な日本文化が外国人に人気となっている例として、弁当箱の専門店で曲げわっぱの弁当箱が外国人に好評であることや、伝統芸能「剣舞」の体験レッスンがトリップアドバイザーの「外国人旅行者に人気のスポットランキング」で上位になっていることを紹介し、地域の工芸品や伝統芸能が外国人に受け入れられる可能性を示唆しました。
最後に、インバウンドは「爆買い」などの経済的効果だけではなく、地域の知恵や食文化、匠の技や伝統芸能などを世界に発信する効果があり、地域ブランドを海外に売り出すチャンスとして利用することを提案しました。
GOLD ALLIANCE株式会社とG&L Partners株式会社の不動産セミナーで講演を行いました
2016年7月24日(日)、投資家などの方々に「インバウンドの最新の状況とおもてなしビジネス」と題し、インバウンドの現況および現在のホテル事情や展望について当協会の三木がお話ししました。
このセミナーは、インバウンドに特化したホテルや飲食施設および多言語スクール事業を展開しているGOLD ALLIANCE株式会社およびG&L Partners株式会社が主催したもので、投資家の方など約40名が参加しました。
講演では、日本人口減少による経済の低迷を防ぐ施策として訪日外国人観光客を増やしていくことの重要性や、外国人観光客の訪日の目的とニーズについて解説しました。一番の目的が日本食であり、その中でもお寿司を食べることが一番人気であることなどをお話ししました。
続いて、東京、京都、大阪など大都市のホテルの客室数が不足している現状から、ホテル供給の必要性も説明しました。客室のタイプとしては、近隣のアジア諸国からは家族や団体客が多いことからも3または4ベッドルームの需要が見込まれることを示唆しました。
さらに、中国人やイスラム教徒など異文化への対応やラグジュアリーツアーの現状、外国人が喜ぶおもてなしについてもお話ししました。
最後に、日本政府のインバウンドへの積極的な取り組みや、2020東京オリンピック・パラリンピックを控えた状況からもインバウンドは将来性があり大変魅力的なビジネスであると締めくくりました。
2016年5月10日(火)、新潟県糸魚川市で個人事業主、自治体職員、観光関連事業者および青年会議所関係者などの方々に「他地域の成功事例に学ぶ外国からのお客様の受入」と題し、インバウンドの基礎および外国人観光客の受入で成功している地域や施設の取組などについて当協会の三木がお話ししました。
このセミナーは、一般社団法人糸魚川青年会議所が主催したもので、糸魚川におけるインバウンド観光促進の一環として外国人観光客のおもてなしや受入の施策などを学ぶために開催されました。
初めに、日本におけるインバウンドの現況や外国人観光客の訪日の目的とニーズ、口コミサイトや動画による情報発信の重要性について解説しました。
続いてムスリム対応を含む外国人観光客を受け入れるための準備や魅力的なパンフレットについても説明しました。またスノーモンキーをキラーコンテンツにインバウンドで賑わっている長野県山ノ内町の役所や宿泊施設の取組なども紹介しました。
次に、本セミナーに先立ち行った糸魚川の観光資源調査から、今後の展開として「糸魚川にある昼間に見学できる魚市場」を動画配信などによってアピールしていくことを提案しました。
後半に行ったショート・ワークショップでは、参加者の方々に、外国人観光客を自施設や地域で増やしていくための工夫などについてSWOT分析(強み・弱み・機会・脅威)を通じて考えていただきました。
日本最高峰と言われる調理師専門学校で和食を学び、今はイタリアンダイニングバーを営んでいる男性からは、日本酒カクテルをメニューに加えることや、洋食と和食を合わせた外国人にも食べやすい料理を新たに提供していきたいという前向きな提案がありました。
2016年4月15日、岩手県北上市で開催されたみちのく三大桜名所連絡会議総会にて、「桜まつりとインバウンド」と題して、訪日外国人旅行者取り込みのための「受入環境整備」、「地域ブランド戦略」などについての講演を当協会の牛山が行いました。
みちのく三大桜名所連絡会議は、岩手県北上市、秋田県仙北市、青森県弘前市の3市が、北東北3県にまたがる広域観光ルートとして、桜をはじめとする3地域の観光PRを実施していくことを目指し、1998年に設立されました。年々増加するインバウンドへの体制強化のため、北上市で開催された同連絡会議総会の出席者約20名に対し、「インバウンドの市場性」、「外国人旅行者受入環境整備のポイント」、「ブランド戦略地域事例」などについて基調講演を行いました。
講演では、インバウンドの市場性や外国人旅行者の訪日目的を解説するとともに、個人旅行化が進んでいるインバウンド受入を促進するための環境整備のポイントや、国内他地域の地域ブランド戦略の事例を紹介しました。また今年の花見シーズンにおけるインバウンドの最新情報を紹介し、花見を目的として来日する外国人旅行者が多いことを指摘。来日者数が多い北東アジアの他に、学校休暇のタイミングが東北の桜シーズンに合っている点から、タイ人観光客の誘客を提案しました。
(左から)北上市、仙北市、弘前市を 代表する桜の名所 |
2016年4月25日(月)、グランドプリンスホテル新高輪において「外国人観光客に対する接客サービス」と題して、プリンスホテルの料飲セクション幹部およびマーケティング、人材開発部の方々にインバウンドの現況やトレンド、おもてなしの原点、外国人が喜ぶおもてなしについて当協会の三木がお話ししました。
このセミナーはアサヒビール株式会社の協力のもと株式会社日本コンサルタントグループが主催したもので、文化習慣が異なる外国人観光客の嗜好や気を配らなくてはいけないこと、そしておもてなしの原点についても再認識していただくために開催されました。
講演では、外国人観光客を取り込んでいくことの重要性、何を楽しみに訪日されているかについて解説し、併せて日本料理と日本酒やビールの新しい楽しみ方についても提案しました。
また、ムスリム、ベジタリアンなど食事制限者への対処の仕方や、ホテル内でのトラブルを回避するための対策やトラブルになった時の対応方法について説明しました。
本講演のハイライト「最高のおもてなしとは」では、“1杯のコーヒーでもそこに心がこもっていれば最高のおもてなしになる!”ことや、世界共通のおもてなしとしての“笑顔”の重要性について著名人のコメントを紹介しながらお話ししました。
最後に、海外のセレブなどをおもてなしするには、もてなす本人が世界の本物(文化・美術・食)を知っていることがアドバンテージになることからも、自ら海外に出掛けて外国の文化や歴史、食などに触れ、より高い教養を身に着けることが、今後の接客サービにも役立つことになると締めくくりました。
グランドプリンスホテル新高輪 飛天 |
静岡県で「伊豆半島外国人旅行者受入体制整備事業」を行いました
2016年2月から3月にかけて、静岡県伊豆半島の宿泊施設を中心とした観光事業者を対象に、インバウンド研修会の開催とアドバイザーによる個別訪問をセットにした外国人旅行者受入力を向上する研修を行い、併せて、訪問先で課題として挙がった英語ツール類を整備して、関係者間で共有できるよう冊子にまとめて「事例集」を作成しました。
この事業は、宿泊施設などの観光関連事業者において外国人旅行者を受け入れる態勢を整備し、利用者の満足度を向上させることを目的として、伊豆半島の13市町と静岡県が組織する「美しい伊豆半島創造センター」により企画されました。
伊豆半島の4カ所で開催した研修会では、外国人旅行者の現況や対応・来訪促進の方法などを説明しました。まだ外国人旅行者の受け入れを始めていない事業者でも必要な準備を概観できるようにし、併せて、既に外国人を受け入れている事業者には対応力を向上できるようにする内容で構成しました。参加者には当協会のオリジナル教材を配付し、未経験の事業者でも自立して受け入れに取り組めるようにしました。
また後日、当協会のインバウンド専門家と英語ネイティブスピーカーがアドバイザーとして事業者(宿泊施設、鉄道事業者、観光施設など)を個別に巡回し、それぞれの現状を視察しながら改善/不足点を浮き彫りにして修正を行いました。併せて、接遇・誘客・外国人の嗜好・人材育成など事業者が抱える問題点、疑問点などに関するコンサルテーションを行いました。
各訪問先の事業者が抱える改善点や、新たに作成が必要なツール類は、英語ネイティブスピーカーによる英訳・英語修正を行って事業者に還元し、また、今後観光関係事業者間で共有して役立てられるように「事例集」として冊子にまとめました。
岡山県倉敷市で「外国人旅行者対応力向上実地研修」を行いました
2016年3月15日からの3日間、岡山県倉敷市の宿泊施設・飲食店・販売店・案内所などを当協会のインバウンド専門家と英語ネイティブスピーカーが訪問し、各事業者における外国人旅行者の受入環境を向上する研修を実施しました。
この事業は、5月に倉敷市で開催されるG7教育相会合に向けた英語講座の参加者および地元のインバウンド誘致委員会加盟の宿泊施設のうち、市の観光中心地「倉敷美観地区」周辺の17の事業者を対象として実施されました。
訪問先ではまず事業者の概要・外国人対応の現状をヒアリングして把握したうえで、掲示物やツール類を確認し、関係英語書面・掲示の改善提案・英語修正の指摘を行い、知っておくと有効な英語例の紹介や英語表記が望ましい日本語の英訳などを行いました。事業者によっては、商品や施設の説明に必要な英語や、円滑な対応のための英語フレーズを提示し、それを使った実践的な英語対話練習や発音矯正を中心に行いました。併せて、それぞれの事業者が抱える課題への解決提案や悩みへのアドバイスを行い、これまで迷っていたことをクリアにして、より的確に対応ができるようにしました。
あらかじめ質問を用意して訪問を待っていた参加者が多く、倉敷市での外国人対応力向上への意識が高いことが実感されました。この研修に参加された事業者は、研修をきっかけにさらに積極的に自信を持って外国人のおもてなしができるようになりました。
新潟県南魚沼市で宿泊施設向けにインバウンド研修会・巡回指導を実施しました
2016年1~2月に新潟県南魚沼市で、宿泊施設を中心とした方々を対象にインバウンドの取り組み・対応推進のための研修会(全3回)と併せて、宿泊施設を個別に巡回して外国人旅行者受入をスムーズに行うため各現場での現状に合わせてのアドバイスを当協会阿川が実施しました。
研修会の第1回は「概論編」として、「インバウンドの現況」「地域において行う準備」「インターネットの活用」など外国人旅行者を受け入れに当たって踏まえておくべきこと全般にわたり説明しました。
第2回と第3回は、前半は「対応の不安」「ツールの活用」などについて当協会から説明し、後半は受け入れを実際に行っている宿泊施設の第一線で活躍される方々に協力いただき、実例を交えながらの説明を行いました。
小規模の宿泊施設を対象とした第2回研修会では、長野県戸倉上山田温泉「亀清旅館」若旦那のタイラー・リンチさんが、「外国人目線による日本の魅力」「外国人が求めるもの」「コミュニケーションのコツ」などについて、地元で自ら行っている活動なども具体的に交えて説明しました。中規模以上の宿泊施設を対象とした第3回は、長野県湯田中温泉「一茶のこみち 美湯の宿」「志賀パレスホテル」専務取締役・女将の斉須幸子さんが、「0からスタートしたインバウンドの取り組み」「プロモーション活動」「受け入れに当たっての工夫」などについて、たくさんの外国人が訪れている自施設の経験を踏まえて説明しました。
また後日参加者の宿泊施設を個別に訪問し、インバウンド対応の現状を視察しました。その結果見えてきた不足点や課題を各施設の担当者と確認合い、優先順位を付けて改善方法を指導しました。
研修会の開催に加えて、施設別に現場での確認・協議の場を持つことにより、各事業者のインバウンドへの取り組みを進める契機となりました。
熊本県阿蘇地域において「外国人個人旅行者用カーナビ連携英語ガイド冊子」を制作しました
2016年3月、増え続ける外国人個人旅行者の二次交通手段として注目されるレンタカーに着目し、その利用状況と外国人旅行者に必須の多言語カーナビの普及状況を調査するとともに、多言語カーナビに連携した阿蘇地域英語ガイド冊子制作を行いました。
この事業は、平成27年度熊本県広域連携プロジェクト推進事業「阿蘇地域カーナビゲーション連携策構築業務」を当協会が受注して行ったものです。外国人個人旅行者(以後FIT)のレンタカー利用状況を調査するとともに、外国人が利用する多言語カーナビの機能を補足する英語ガイド冊子を制作・配布することによって、FITが目的地に効率的かつ安全に到着することを支援して満足度を上げることを目的としました。
JR阿蘇駅、阿蘇くまもと空港、JR熊本駅周辺のレンタカー事業者各社へのアンケートあるいは訪問調査では、FITのレンタカー需要が増えていることを確認し、多言語カーナビに関しては多くの店舗において保有レンタカーの80~100%の高い普及率であることが分かりました。
英語ガイド冊子制作においては、過去の外国人留学生モニター調査でのモニターの意見を紙面に反映して、初めて阿蘇を旅する外国人にとって分りやすい内容としました。また何を見るべきかを提案すると同時に、どこで何を食べるべきか、どの店に英語メニューがあるかなど、FITが注目する『地域の食』の魅力を堪能できる内容としました。
またカーナビの最重要事項である正確な目的地検索を目指し、多言語カーナビの2つの検索方法である電話番号検索とマップコード検索を徹底的に検証した結果、電話番号検索は正確でないことがあることを確認しました。そのことを踏まえ、英語ガイド冊子に掲載した全ての目的地については正確なマップコードを振り、FITのレンタカー利用者が目的地に確実に到着できることを担保しました。
更にレンタカー事業者からのリクエストに基づき、ガイド冊子に『交通ルール』に関する情報を掲載するとともに、阿蘇山の噴火警戒レベル等火山情報および緊急連絡先のリストも掲載して、旅行者の安全・安心にも配慮しました。
今回の事業で行ったレンタカー事業者に対するアンケート調査結果や、英語ガイド冊子制作について工夫した点などは、実施報告書に詳細に記録し、今後の展開についても考察・提案しました。
熊本県阿蘇地域において「外国人旅行者受入強化事業」を行いました
2016年2月18日から19日の2日間、熊本県阿蘇市の宿泊施設・飲食店・インフォメーションセンターにおける外国人旅行者に対する対応状況を調査し、問題点を洗い出して、スムーズな対応のための巡回指導を行いました。また巡回調査・指導後に必要に応じてよりスムーズな対応に寄与するための案内書・メニューなどを英語で制作し配布しました。
この事業は、平成27年度観光地域ブランド確立支援事業「阿蘇地域観光外国人旅行者受入強化業務」を当協会が受注して行ったもので、外国人旅行者にとって、ストレスなく滞在できる環境を確保することを目的としました。
2日間の調査期間中は、外国人旅行者受入を希望する宿泊施設・飲食店・インフォメーションセンターなど、計7施設を巡回し、あらかじめ決められた対応状況調査項目を詳細に確認し、各施設の担当者から日ごろの問題点を聴取しました。その結果見えてきた問題点を指摘し、対応策を指導しました。
巡回調査・指導後、問題点としてクローズアップされた外国人旅行者とのコミュニケーション力の弱さを補う対策として、「館内案内」「メニュー」「よく使う質問集」「地域の特徴紹介文」などの英語版を作成しました。
今回の事業で行った調査により確認・聴取した問題点とその対策、および問題点を補うために制作したツール類について、実施報告書に詳細に記録するとともに、今後中期・長期的に改善するべき課題と対策についても、指摘・提案しました。
神奈川県足柄上地域で「外国人観光客の誘致やおもてなしについて」お話ししました
2016年2月9日(火)、神奈川県足柄上地域で市町議会議員、商工・観光協会および観光関連事業者などの方々に、昨年11月14日(土)に足柄上地域で実施した「駐日各国大使館員等を対象とした周遊ツアー」の様子やそれを踏まえた今後の展開について当協会の三木がお話ししました。また、後半に行ったワークショップでは、ツアーで使えるおもてなしワンフレーズ英会話のロールプレイングを行いました。
この研究会は、神奈川県あしがら観光協会が主催したもので、足柄上地域におけるインバウンド観光促進の一環として外国人観光客の誘致やおもてなしを学ぶために開催されました。
まず初めに、日本におけるインバウンドの現況や外国人観光客の訪日の目的、口コミサイトや動画による情報発信の重要性について解説しました。
次に、「駐日各国大使館員等を対象とした周遊ツアー」の実施により分かった足柄上地域の問題点・改善点・良かった点を報告し、今後の展開に繋がる4つの提案をしました。
また、訪日客数一位の中国人と最近増えているムスリムに対するおもてなしのコツについても説明し、静岡県のブランド戦略として行ったお茶をアピールするためのツアーや「葉っぱビジネス」で地域活性に成功している徳島県上勝町の取組なども紹介しました。
後半に行ったツアーで使えるおもてなしワンフレーズ英会話のロールプレイングでは、ツアー中よく尋ねられるトイレの場所に対する案内や食事の感想の聞き方などを参加者の方に英語で言っていただきました。またVIPの方に対する呼びかけや挨拶等の英語ワンフレーズをお伝えしました。
最後に、旅先で受けた人からの親切や優しさが一番心に残り良い想い出になることからも、英語が苦手でも心のこもったおもてなしであれば、外国人観光客の心を捉えることができると締めくくりました。
2016年3月2日(水)、千葉県酒々井町にある飯沼本家で行政、コンサルタント、酒蔵関係者などの方々に「外国人をターゲットとした観光酒蔵の可能性」と題し、インバウンドの基礎および外国人にも喜ばれる観光酒蔵について当協会の三木がお話し、ミニワークショップを実施しました。
江戸時代全国に約2万軒あったといわれている酒蔵は2015年時点で約1千5百軒まで減り、清酒の課税数量は2013年時点で約58万キロリットルとピーク時1973年の約180万キロリットルから約3分の1も減少している。しかし海外に目を向けると、今や世界60を超える国や地域で愛飲されるようになった日本産清酒の2014年度の輸出量は約1万6千キロリットル、輸出金額約115億円と2つとも5年連続で過去最高となっている。
この勉強会は、クールジャパンの1つとして認識されてきた日本酒の国内外における更なる市場開拓を展開していくために重要な役割を果たす「観光酒蔵」のこれからのあり方について理解するために、日本酒の魅力を国内外に広める活動を行っている株式会社アンカーマン主導のもと開催されました。
まず初めに、日本におけるインバウンドの現況、外国人観光客の訪日の目的や主要国観光客の特徴について解説しました。次に、国内外の人に酒蔵を知ってもらうための施策として口コミサイトや動画による情報発信の重要性についてもお話ししました。また、「葉っぱビジネス」で地域活性に成功している徳島県上勝町の取組なども紹介しました。
当協会が過去に実施した駐日各国大使館員ツアーにおける酒蔵訪問時の外交官の様子や感想から分かったことを基に、今後の観光酒蔵のあり方・見せ方などについて提案をしました。
最後に、参加者には新たな試みにチャレンジしていただく契機となるよう、SWOT分析(強み・弱み・機会・脅威)の手法から、自事業や地域における新しい商品やサービスなどを考えていただきました。
2016年1月28日(木)、山形県高畠町商工会で行政、観光協会の方々にインバウンドの基礎について当協会の三木がお話ししました。また勉強会の最後には活発な質疑応答も行われました。
この勉強会は、山形県高畠町商工会が主催したもので、4年後の東京オリンピック開催、そして増え続ける訪日外国人観光客の現状を踏まえ、高畠町におけるインバウンド推進のファーストステップとして開催されました。
まず初めに、日本におけるインバウンドの現況、外国人観光客の訪日の目的や主要国観光客の特徴について解説しました。次に、国内外の人に高畠町を知ってもらうための施策として口コミサイトや動画による情報発信およびWi-Fi環境を整備することの重要性についてもお話ししました。
また、静岡県のブランド戦略として行ったお茶アピールするためのツアーや、「葉っぱビジネス」で地域活性に成功している徳島県上勝町の取組なども紹介しました。
最後の質疑応答の場では、訪日外国人観光客の楽しみの1つに新幹線に乗ることがあり、高畠駅に新幹線が停まるのは1つの強みであるとお話ししました。また訪日外国人観光客の最大の目的が日本食を食べることであり、風光明媚な自然やそこに暮らす人々との触れ合いを好むことからも、高畠町にはその要素を満たしているとお伝えしました。それに応じ、町役場の幹部の方からは、「普段着の高畠を見てもらうということですね」という意見がありました。正に的を射た発言でした。
2016年1月21日(木)、日本政策金融公庫京都支店で京都の食品関係事業者の方などにインバウンドの基礎について当協会の三木がお話ししました。セミナーの最後には、参加者の方々に自施設の今後の商品開発やサービスについて考えていただくためのミニワークショップを行いました。
このセミナーは日本政策金融公庫京都支店が主催したもので、アジアのみならず欧米諸国からもたくさんの外国人観光客が訪れている現状から、インバウンドの基礎を把握するために開催されました。
まず初めに、どうしてインバウンドが増えているのか、何を楽しみに訪日されているかについて解説しました。次に、中国人観光客に対するおもてなしや飲食店におけるムスリム・ベジタリアン対応、繁盛している土産物店の特徴についてお話ししました。
また、静岡県のブランド戦略として行ったお茶をアピールするためのツアーや、「葉っぱビジネス」で地域活性に成功している徳島県上勝町の取り組みなども紹介しました。ワークショップでは、それらの事例を参考にしながら、参加者にはSWOT分析(強み・弱み・機会・脅威)の手法を基に自施設などにおける新しい商品やサービスを考えていただきました。
最後に、外国人観光客に喜ばれるおもてなしについてもお話ししました。
福島県会津若松市で「外国人観光客受入基礎について」の講演を行いました
2016年1月19日(火)、福島県会津若松市で開かれた会津インバウンド研修会第ニ部(実践研修)で、会津地方の自治体や観光関連事業者などの方を対象にインバウンドの現況やトレンドなどについて当協会の三木がお話ししました。また各地域・施設における新たな展開を探る簡単なミニワークショップを行いました。
このセミナーは極上の会津プロジェクト協議会が主催したもので、第一部ではインバウンド受入旅館の先駆者でVISIT JAPAN大使でもある澤の屋旅館館主・澤功氏からおもてなしの秘訣についてのお話しを聞きました。
第二部の実践研修では、日本人口減少を補うために外国人観光客を増やしていくことの重要性や、宿泊施設・飲食店におけるムスリム・ベジタリアンを含むインバウンド対策及びおもてなしのポイントなどを当協会の三木が解説しました。
国内事例では静岡県のブランド戦略や、過疎と高齢化が進む徳島県上勝町が「葉っぱビジネス」で地域活性に成功した取組を紹介しました。それらの事例を参考にしながら、参加者にはSWOT分析(強み・弱み・機会・脅威)の手法を基に地域や施設の過去の強みから現在の状態に適した観光資源やサービス、商品を考えていただきました。
最後に、東日本大震災以降落ち込んだままのインバウンドを増やしていくには、海外の旅行代理店へのダイレクトセールスも一つの手段であることを助言としてお話ししました。
千葉県香取市で外国人観光客受入のための基礎セミナーを行いました
2016年1月13日(水)、千葉県香取市で「Katori Free Wi-Fi説明会」の基調講演として、香取市内の事業者などを対象に、インバウンドの現況やトレンド、外国人観光客にとってのWi-Fi環境の重要性を当協会の三木がお話ししました。
このセミナーは千葉県香取市が主催したもので、香取市における外国人観光客の増加に伴い快適に過ごしていただくための一環としてWi-Fi環境の重要性を学ぶことを目的に、最初にインバウンドの概要、その後にWi-Fi活用についての2部構成で行われました。
基調講演では、外国人観光客が増えることによる経済効果、主要国別外国人観光客の訪日目的と購入品やおもてなしのポイントなどを解説しました。飲食店や観光情報の収集、SNSなどの情報発信時には欠かせないスマートフォンの利便性を高めるためにもWi-Fi環境を整えておく重要性をお話ししました。
また海外事例では、水郷佐原の舟巡りにちなんでグアムやベトナムのリバークルーズで行われているガイドのおもてなしについて、国内事例では過疎と高齢化が進む徳島県上勝町が和食装飾用の「葉っぱ」をビジネスにすることで地域活性に成功した取り組みを紹介しました。
最後に、海外に出掛けて外国の観光事情や文化に触れることが、今後の外国人対応にも役立つことになると締めくくりました。
広島県福山市でインバウンド受入準備と通訳ガイド業務について講演を行いました
2015年10月30日、福山市における外国人旅行者をおもてなしする方々に、外国人旅行者の受入準備とガイド業務などについて当協会阿川と協会登録通訳ガイドの2名が講演を行いました。
現在福山市では外国人旅行者向けの着地型観光商品を開発することと併せて、おもてなしを行うガイドを育成する事業が進展しています(福山市観光課が実施中)。その一環として開催されたボランティア通訳ガイドを育成する研修会の中で、ガイド候補者・事業運営スタッフ約30名の方々に、当協会の2名が講演しました。
前半は、「インバウンドの現況」「情報収集手段」「地域において行う準備」「インターネットの活用」などについて説明し、外国人旅行者を受け入れるに当たって整えておくべき準備の概要を把握していただきました。
後半では、通訳ガイドとして接遇現場の最前線で長年活躍してきた経験者が、「通訳ガイドの役割」「心構え」「必要な知識・テクニック」「トラブル対応」などについて説明しました。実体験に基づいた具体例を多数挙げながらの説明は参加の皆さんにも理解しやすく、メンタリティーとテクニックの両面で多くのヒントを得られたと察せられます。
岡山県高梁川流域の5会場でインバウンド受入推進のセミナーを実施しました
2015年9~11月、岡山県倉敷市ほか計5つの会場で、観光関連事業者やボランティアガイドなど地域の方々を対象に、訪日外国人旅行者の現況・受入準備などについて当協会阿川がセミナーを実施しました。
岡山県西部の高梁川流域では、倉敷市を中心として10市町の自治体が連携し、活力ある経済圏・生活圏の構築が進められています。この施策の1つとして、さらに多くの外国人に快適な地域滞在を提供できるように、今回のセミナーは流域5カ所の会場で開催されました。民間事業者からボランティア通訳ガイド、大学生など延べ136名の方々が参加されました。
新見市・笠岡市・井原市・総社市での4回はインバウンド初心者向けに、「インバウンドの現況」「地域において行う準備」「インターネットの活用」などについて説明し、外国人旅行者を受け入れるに当たって整えておくべき準備と進め方をひととおり把握していただきました。
最終回の倉敷市では、長野県戸倉上山田温泉亀清旅館若旦那タイラー・リンチさんの協力を得て、「外国人目線による日本の魅力」「外国人が求めるもの」「コミュニケーションのコツ」などについて具体的な事例を交えて説明しました。後半は参加者を4つのグループに分け、それぞれミニワークショップ形式で料理/商品説明英語シートの作成、おもてなし力向上の提案を発表するという課題に取り組んでいただきました。
今回のセミナーでは、インバウンドの推進には諸関係者との連携が大切であることを多くの方々が気づかれたようでした。参加者同士の意見交換を通じて地域内の人脈形成のきっかけとなり、今後円滑に展開いただくことにも寄与できました。
静岡県奥浜名湖商工会で「インバウンドの市場性」に関する講演を行いました
2015年8月20日、奥浜名湖商工会館における「地域力活用新事業全国展開支援事業」のキックオフミーティングで、「インバウンドの市場性」と外国人個人旅行者取り込みのための「ブランド戦略」、体験・交流を重視するインバウンドの「着地型旅行の視点からの解説」についての講演を、当協会の牛山が行いました。
奥浜名湖地域は歴史、食、景観など県内でも有数の観光資源を有しています。奥浜名湖商工会はこれら地域の観光資源を活用して、外国人旅行者の取り込みを目指した新事業に取り組んでいます。今回はその『地域力活用新事業全国展開支援事業』のキックオフミーティンングにおいて、委員会の約20名に対し、「インバウンドの市場性」、外国人個人旅行者取り込みのための「ブランド戦略」、インバウンドの「着地型旅行の視点からの解説」などについて講演しました。
当日は、旅行会社や観光施設の関係者のみではなく、交通事業者、飲食業事業者、商店街関係者、農業事業者などが集まり、観光協会会長から「観光関係事業者とその他の商工会関係者が一堂に集まる事業はこれまでなく、今回初めて協働できることに意義を感じる」との発言がありました。
講演では、インバウンドの市場性を解説するとともに、国内旅行以上に個人旅行化が進んでいるインバウンド攻略のための「ブランド戦略」や「着地型旅行の視点」について説明し、関係者が外国人の視点から見た地元の魅力などを意識しながら、観光促進を課題として地域振興を考える今回の事業の方向性を提案しました。
多摩信用金庫でインバウンド受け入れのためのセミナーを実施しました
2015年9月17日、多摩地域の方々に、外国人旅行者の訪日の現況と受け入れ準備などについて当協会の阿川よりセミナーを実施しました。
東京都の多摩地域を地盤とする多摩信用金庫が、お客さま・地域のために開催した「海外展開セミナー」において、多摩地域の民間事業者を中心とした参加者12名に「今動くべき!訪日外国人の受け入れについて」と題して、インバウンド推進のための講演を行いました。
これからインバウンド受け入れへの取り組みを始めようという参加者を対象としたセミナーでは、成長を続ける訪日外国人旅行者のマーケットの現況を概説し、外国人への対応の必要が今後ますます高まることや個人旅行者の比率の増加、訪日の目的、外国人が抱く不便・不満、主要国別の特徴などについて解説しました。
続けて、地域で協働して外国人受け入れの環境を整える必要性とその際の重要なポイント、ツール類を活用した負担の軽減、クレジットカード対応の促進、口コミ情報の重要性とインターネットの活用などついて具体例を交えて説明しました。
このセミナーによって、参加者の方々にはインバウンド対応に関しての概要を把握いただいて、今後受け入れるために取り組むべきことのヒントをご提供できたことと思います。
鹿児島県長島町商工会で外国人旅行者を受け入れるための講演を行いました
2015年8月11日、長島町において地域力活用により新事業を検討する商工会の委員会で、外国人旅行者の受入のための準備を中心とした講演を当協会の阿川が行いました。
長島町では町を挙げての総合戦略が策定され、これと連動して商工会は地域の資源を活用しての全国展開を目指した新事業に取り組んでいます。その一環で、訪日外国人旅行者についての可能性が検討されるに当たって、委員会の15名に訪日の現状、対応の準備などについて説明しました。
まず、訪日外国人旅行者のマーケットが著しく伸展している状況を説明し、インバウンド対応に取り掛かることのメリットを認識してもらいました。そのうえで、訪日の目的、旅行中に抱く不便・不満などを挙げて、その解消に向けて施設や地域で整備すべきことを説明しました。また、二次交通における外国人対応の必要性、外国人にアピールできる地域の魅力づくりとその明示化、インターネットを活用しての外国人の誘客と利便性の向上などについて実例を交えて解説しました。
外国人対応の態勢づくりがまだ進められていない地域でしたので、最初のステップとして地域の事業者自身で取り掛かってほしいことを2点、講演の中で強調しました。1つは、世界最大級の旅行口コミサイト「トリップアドバイザー」への施設の登録を増やすこと、もう1つは、外国人旅行者が最も不便だと指摘している無料Wi-Fiの環境の提供についてです。この2点は、外国人だけでなく日本人旅行者の誘因にとっても有効なものとなるので、参加者の理解を得やすく、また、すぐに取り掛かりやすいものであります。
その他、地域の魅力の明示化、有効なツールの種類と準備、インバウンド受入未経験者と経験者の差異などについても概要を説明しました。講演を通じて、外国人旅行者を受け入れるに当たって地域および施設でどのようなことをすべきかを検討する足掛かりになりました。
沖縄県東村で「外国人観光客のおもてなし」についての講演を行いました
2015年1月30日(木)、沖縄県東村で『外国人観光客のおもてなし~感動体験の演出と効果的な情報発信~』と題し、東村商工会関係者を対象に、当協会の三木が最新のインバウンド事情と国内外のアトラクション事例を交えた内容でお話ししました。
このセミナーは沖縄県東村が主催したもので、県内外からの修学旅行生、台湾人の農業民泊や漁業体験が増えていることを踏まえ、観光施設およびファームステイ受入家庭における外国人観光客者のおもてなしの醸成や受入体制の方法を学ぶことを目的に開催されました。
講演では、外国人旅行者から見た沖縄県の魅力や、主要国別外国人観光客の訪日目的、好まれる料理やおもてなしのポイントなどを解説しました。旅行者の観光に関する情報収集がインターネットによるという昨今の現状から、ホームページを充実させておく必要性をお話ししました。
また、海外の事例で、グアムのジャングルリバークルーズの人気の秘訣や、世界のラグジュアリーツアーの流れが人との触れ合いやそこでしかできない体験に人気があることをモンゴルのツアーを通じて紹介しました。
最後に、外国人観光客に喜ばれるおもてなしのツボと、今後のインバウンド対応のブラッシュアップのためにも、海外旅行に出掛け外国の観光事情や文化に触れ、見聞を広げることを提案しました。
2015年2月24日、熊本県阿蘇市の内牧温泉で開催された『阿蘇内牧温泉インバウンドセミナー』において、内牧温泉の宿泊施設関係者などを対象に、当協会の牛山が「インバウンドの現況と誤解を生まない異文化間コミュニケーション」に関する講演を行いました。
このセミナーは阿蘇くじゅう観光圏/平成26年度観光地域ブランド確立支援事業として当協会が受注し、同観光圏における主滞在促進地区である内牧温泉において、インバウンドに関する現況と外国人対応をスムーズに行うためのノウハウを紹介し、外国人講師のワークショップなども含め、日ごろの外国人顧客対応の問題点をあらいだして、おもてなし向上を図ることを目的に開催されました。
講演前半では、当協会の牛山が、外国人旅行者増加の現状を分析し、国別の特徴などを解説するとともに、英語に不慣れな方でも外国人の接遇が可能となるノウハウを紹介しました。
講演の後半は、大学で英語を教える米国人講師が、外国人から見た阿蘇の魅力を紹介するとともに、電話の応対など重要な場面のスムーズなコミュニケーションの方法を伝授し、最後に日ごろ参加者が疑問に感じている点や英語での表現法などの質問に答えました。
また、参加者に記入していただいた詳細なアンケートにより各施設の受入環境を分析し、内牧温泉における現状の問題点を把握して課題の抽出を行い、短期・中期・長期的な改善方法を報告書で提案しました。
今回のセミナーでは当協会制作の『これなら使える!外国人旅行者実践おもてなし完全パック 〈旅館・ホテル編〉』をセミナー資料として配布しました。この外国人旅行者おもてなし教材は、英語が苦手な方でもスムーズな外国人対応ができるよう工夫されていますので、阿蘇温泉観光旅館協同組合の全ての宿泊施設に配布されたことにより、今後のおもてなし向上が期待されます。
2015年2月9日から12日の4日間、熊本県阿蘇地域の宿泊施設・飲食店・交通事業者・体験プログラム実施団体の外国人旅行者に対する対応状況を調査し、問題点を洗い出して、スムーズな対応のための巡回指導を行いました。また巡回調査・指導後に関係施設・団体と調査結果報告会・意見交換会を開催し、問題点と対策を地域で共有するとともに、必要に応じてよりスムーズな対応に寄与するための案内書・ポスター・メニューなどを英語で制作し配布しました。
この事業は、平成26年度熊本県広域連携プロジェクト推進事業「阿蘇地域観光外国人旅行者受入強化業務」を当協会が受注して行ったもので、外国人旅行者にとって、ストレスなく滞在できる環境を確保することを目的としました。
4日間の調査期間中は、外国人旅行者受入を希望する宿泊施設・飲食店・交通事業者・体験プログラム実施団体など、計16施設・団体を巡回し、あらかじめ決められた対応状況調査項目を詳細に確認し、各施設の担当者から日ごろの問題点を聴取しました。その結果見えてきた問題点を指摘し、対応策を指導しました。
巡回調査・指導後の結果報告会では、関係施設・団体の外国人対応状況の評価を発表し、よりスムーズな対応のための対策・ノウハウを紹介して、地域内で問題点と対応策を共有しました。
また、問題点としてクローズアップされた外国人旅行者とのコミュニケーション力の弱さを補う対策として、「施設案内」「案内掲示」「メニュー」「商品紹介」「体験プログラム案内と申込書」などの英語版を作成しました。
今回の事業で行った調査により確認・聴取した問題点とその対策、および問題点を補うために制作したツール類について、実施報告書に詳細に記録するとともに、今後中期・長期的に改善するべき課題と対策についても、指摘・提案しました。
宿泊施設のネット集客業務に従事する方々にインバウンド受入促進のための研修を実施しました
2015年1月16日、株式会社 宿泊予約経営研究所にて、インターネットを活用した宿泊施設の集客を支援している担当者の方々に、外国人旅行者の受入と効果的なツール活用などについて当協会の阿川より研修を実施しました。
宿泊施設の予約サイトの運用・在庫管理業務、サイトの制作、ネット予約システムの設置などの事業を全国で展開している同社は、クライアントである各施設での訪日外国人の受入を推進するために、施設の販売をサポートする社員約60名に対して本研修を開催しました。
研修では、訪日外国人マーケットの成長が顕著で、今後はますます個人旅行の外国人の比率が増し、ゴールデンルート以外の各地を巡るようになることを説明し、旅行者の特徴を国別に挙げて、より適切に対応するためのヒントを提供しました。実際に外国人を受け入れている宿泊施設において、受入経験がない施設が不安に思うほどにはトラブルは生じていないことや、やっかいな問い合わせを減らして予約を増やすポイントについても説明しました。
さらに、インバウンドの経験がない施設でも外国人受入や接遇のための準備が効率良く進められるよう、当協会の教材「これなら使える!外国人旅行者 実践おもてなし完全パック <旅館・ホテル編>」の重要箇所、また、収録されているツール類をいくつか取り上げて使い方・活用方法・効果を説明しました。
この研修を通じて、参加者はインバウンド対応を始めるにあたっての留意点などを理解し、社内横断的にインバウンド施策を進めていくことに貢献できました。
宿泊施設の若手経営者・後継者に外国人旅行者を受け入れるための講演を行いました
2015年1月20日、株式会社 リョケンが主催する勉強会で、次代を担う若手経営者・後継者に、外国人旅行者の受入のための施策と当協会の教材の活用などについて当協会の阿川より講演を行いました。
同社は、次代を担う若手経営者・後継者が旅館経営に必要な知識を集中的、体系的に学べる講座を中心とした合宿型の勉強会「桃李塾」を定期的に開催しており、参加会員の経営強化やネットワーク構築を図っています。今回は「インバウンド」をテーマとして開催され、10名の方が参加されました。
まず、訪日外国人マーケットが堅調に伸展する状況を説明し、インバウンド集客に取り掛かることのメリットを認識してもらいました。そのうえで、訪日外国人が旅行中に抱く不便・不満などを挙げ、その解消に向けて各施設・各地域で整備すべきことについて解説しました。また、外国人にアピールできる地域の魅力づくりとその明示化、インターネットを活用しての外国人の誘客と利便性の向上について、実例を交えて解説しました。
外国語での対応に対する不安を抱く施設が多いなか、これからインバウンド対応に着手するなら多言語対応ではなく、まずは英語のみで対応することの効率・効果を明らかにして、当協会の教材「これなら使える!外国人旅行者 実践おもてなし完全パック <旅館・ホテル編>」のどこを重点的に活用するかを示し、収録されている書式・ツール類の活用方法、従業員の役割によって必要とされる英語での対応について説明しました。
その他、口コミ情報の大切さ、食事対応の基礎なども取り上げました。講演を通じて、参加者がそれぞれの施設・地域でインバウンド受入のための施策が具体的にイメージできたことと察します。
奥浜名湖地域で「外国人観光客受入による観光活性化」に関する講演を行いました
2014年12月23日、静岡県浜松市の奥浜名湖地域で開催された『外国人観光客受入による観光活性化セミナー』において、地域観光関係者を対象に、当協会の牛山が「インバウンドの現況と(外国人観光客に対する)効果的なアプローチ」に関する講演を行いました。
このセミナーはNPO法人「奥浜名湖観光まちづくりねっと」が主催し、浜名湖の北部で浜松市北区の三ヶ日町、引佐町、細江町から成る奥浜名湖地域における、外国人観光客受入を含む観光地域づくりについて学ぶことを目的に開催されました。
講演前半では、外国人観光客増加の現状・背景を分析し、訪日の目的、観光地としての日本の魅力、旅行中の不便な点などを解説しました。
講演の後半は、国内旅行もインバウンドも団体旅行が減少し、個人旅行化が顕著である状況から、全国に広がっている地元発信型の「着地型旅行」にスポットを当て、着地型旅行とインバウンドの共通点について成功例を取り上げながら紹介し、同地域の観光活性化の方向性を示唆しました。
また、外国人へのおもてなしのポイントを具体的に紹介するとともに、外国人が日本の情報を得る経路についても取り上げて、口コミ情報を含むネット上の情報の重要性と、観光客自身によるSNSなどでの発信が地域の情報発信につながること、そのためにWi-Fi環境が重要であること、などについても言及しました。
参加者からは「今後の方向性が見えてきた」との感想をいただきました。
外務省「地方連携フォーラム」でインバウンド事情と地域の取組事例についての講演を実施
2015年1月8日(木)、外務省地方連携推進室主催「平成26年度地方連携フォーラム」第2部の分科会において『インバウンドによる地域の活性化と魅力発信』と題し、地方自治体職員を対象に当協会の三木より最新のインバウンド事情と地域の取組事例などについてお話をさせていただきました。
このフォーラムは地方自治体の国際化支援を目的に平成20年度から毎年開催されています。
第1部の「外交政策説明会」では外交政策や最新の国際情報について水嶋光一外務省大臣官房参事官がお話しをされ、第2部の4つの「分科会」においては其々活発な議論が行われました。第3部の駐日外交団と自治体職員との「意見交換会」の席では各自治体が在京各国大使館と友好関係を築く絶好の機会ともなりました。
概要:http://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000064387.pdf
担当した分科会では、日本人口の減少から生じる国内消費の落ち込みを外国人観光客を増やすことによってカバーしていくことの重要性や、最近外国人観光客に人気のある抹茶を使用したお菓子や、本場の和食など、日本の食を堪能することが訪日の主目的になっていることを解説しました。
観光客のレンタカー利用が増えることによって、道の駅が単なるトイレ休憩や特産品即売所に留まらず観光情報発信の役割を担っていくことについても観光モデルコースの例を交えながら説明しました。
また、繁盛している土産物店や魅力的なパンフレット、飲食店におけるベジタリアン対応についても事例を紹介しながらお話ししました。
国内の地域事例として、留学生によるモニターツアー開催時に地域の魅力を口コミサイトで内外へ発信する施策や、農商工の連携で地域活性化に成功している町などの例を紹介しました。
また最後に、観光まちづくりの主役は「住民」であることと、「観光地域づくりプラットフォーム」を設置することなどを提案しました。
参加者からは、「地域固有の観光資源の魅力発信について大変参考になった」、「インバウンドに対する様々な対応の必要性について事例も交えて話していただいたので大変参考になった」などの感想が寄せられました。
栃木県の観光関係の方々に外国人観光客誘致・受入促進のための講演を行いました
2014年12月5日、栃木県国際観光推進協議会(事務局:栃木県観光交流課)が開催した「ムスリム観光客受入セミナー」にて、県内の行政・観光協会・民間事業者の方々に、当協会の阿川より外国人観光客の受入と誘致促進について講演を行いました。
講演では、訪日外国人旅行者増加の現状・背景を概観し、旅行者の情報源の確認、滞在中の不便さの改善、来訪に向けての受入準備などを解説しました。また、二次交通の利便性を向上させ、インターネットの活用を促進する必要があること、個人旅行者への対応を念頭に地域の魅力を発信するためのヒントや、そのための体制づくりについて取り上げました。
併せて、口コミ情報の重要性と旅行者にSNSなどで発信してもらう方策を解説し、無料Wi-Fiスポットやクレジットカード対応などの受入態勢の整備、地域内の回遊促進の方法などについてそれぞれ説明・提案を行いました。
「今自分の地域に何が足りなくて何をすべきか、大変参考になりました。」「取り組んでいくべきことが整理できました。」「現況に即したわかりやすい内容でした。」などの感想を参加者から頂きました。
福島県檜枝岐村で「外国人観光客受入基礎セミナー」を行いました
2014年11月11日(火)、福島県檜枝岐村で『外国人観光客受入の基礎セミナー』と題し、檜枝岐村商工会関係者を対象に、当協会の三木が最新のインバウンド事情と受入準備についてお話ししました。
このセミナーは檜枝岐村商工会が主催したもので、尾瀬における外国人観光客の受入環境整備を進めていくという今年の「尾瀬サミット2014」の方針を踏まえ、宿泊施設などの関係者を対象に、外国人観光客の受入方法やおもてなしの施策を学び、今後の事業展開(新規顧客の獲得)へ繋げていくことを目的に開催されました。
講演では、少子化による日本人口の減少から外国人観光客を獲得していくことの重要性や、外国人観光客は日本らしい景色(原風景)を見ること、そして本場の和食を楽しむことを主目的に訪日していることを解説しました。
また、観光庁の観光立国実現に向けた「観光立国アクション・プログラム2014」の中にある「道の駅」の今後の役割についても概要を説明しました。
外国人観光客の日本に関する情報収集源がスマートフォンやパソコンである割合が高いことから、Wi-Fi環境の整備と自施設のホームページを充実させておく必要性をお話ししました。
ベジタリアン対応やタイ人観光客で繁盛している北海道にあるホテルの取り組み事例などを紹介し、最後に、檜枝岐村ならではの「体験もの」と「食」で外国人観光客を取り込んでいくことを提案しました。
参加者からは、「実際の現場や経験談などの事例が紹介されていたので分かりやすかった」、「様々な国の満足するおもてなしのポイントなども分かり勉強になった」などの感想が寄せられました。
セミナーにおける質疑応答 |
270余年を誇る檜枝岐歌舞伎 |
沖縄県今帰仁村で「外国人観光客のおもてなし」についての講演を行いました
2014年9月18日(木)、沖縄県今帰仁村で『外国人観光客のおもてなし~新たな事業展開を目指して~』と題し、今帰仁村商工会関係者を対象に、当協会の三木が最新のインバウンド事情と事例を交えた内容でお話ししました。
このセミナーは沖縄県今帰仁村商工会が主催したもので、農村地イメージが強い当地域を観光地としてアピールしていくための施策や、観光施設における外国人観光客のおもてなしの醸成や今後の受入体制の方法を学ぶことを目的に開催されました。
講演では、年々増えている外国人旅行者を取り込んでいくことの重要性や、主要国別外国人旅行者の訪日目的、好まれる料理やおもてなしのポイントなどを解説しました。また、飲食施設や土産物店におけるインバウンド対策についてもお話ししました。
IT化が進む現状を踏まえWi-Fi環境の整備、国内外の旅行者のためにホームページを充実させておく必要性と併せて、タイ人観光客で繁盛している北海道にあるホテルや、静岡県の富士山のユネスコ世界文化遺産登録後の取り組みの事例についても紹介しました。
最後に、世界のラグジュアリーツアーの現状から、富裕層を狙った外国人観光客の獲得を提案しました。
那須で宿泊施設の方々に外国人観光客誘致促進のための講演を行いました
2014年3月20日栃木県那須町で開催された「インバウンド研修会」にて、那須温泉旅館協同組合員の方々を対象に、当協会の阿川より外国人観光客獲得の具体化へ向け、講演を行いました。
この研修会は、国内の人口減少や旅行志向、外国人観光客の訪日状況の変化に直面して、同地域でも本腰を入れてインバウンド対策を講じるべきであると認識される中、那須温泉旅館協同組合が開催したものです。
講演では、外国人旅行者増加の現状・背景を概観し、旅行者の情報源、情報提供の環境整備、来訪に向けての受入準備などを解説しました。また既存の二次交通は旅行者本位に利便性を向上させる必要があること、那須の多彩な観光資源に関する情報がより旅行者の感性に訴えるものになること、「宣伝する」から「コミュニケートする」への時代の変化、口コミで発信してもらうよう積極的に関与すること、他地域・他県にまたがるルート構成、外国人旅行者の過半数は個人旅行者であることを踏まえて、グループ誘致と並行して進めるべき受入態勢の整備、地域での回遊促進などについて説明・提案を行いました。
外国人向けの施策を新たに講じることよりも、まずは日本人に対してより魅力的な観光地となることが外国人に対してのアピールになることを理解いただき、例えば日本人が楽しく過ごしているところに外国人もスムーズに入れるように、地域各所で意識を変えていくべきことなどにも言及しました。
長野県山ノ内町にて「外国人観光客受入による観光活性化」について講演
2014年1月10日、長野県下高井郡山ノ内町において「『雪・温泉・食』町の日常を全国へそして世界へ」と題し、山ノ内町商工会関係者(およそ50名)を対象に、当協会の牛山が事例を交えた内容でお話ししました。
この講演会は山ノ内町商工会が主催し、2015年春の北陸新幹線開通および2020年の東京オリンピック開催をきっかけに、町の観光促進を図る施策を学ぶことを目的に開催されました。
講演では、まず初めに日本の人口が減少する中で今注目されているインバウンドの市場性について解説しました。続いて2015年春開業の北陸新幹線に関しそのメリットと課題を明示して、開業までにやらなければならないことを確認しました。また2020年の東京オリンピックに向けての対策とともに、オリンピック級のスキー場を始め各種ゲレンデがある山ノ内町として、2018年の韓国ピョンチャンオリンピックを目標にウィンタースポーツ好きな外国人旅行者の誘致を図ることを提案しました。
講演の後半では、団体から個人旅行(FIT)に移行している旅行のスタイルは、日本人か外国人旅行者かを問わず同様であることを確認しながら、FITを惹きつけ地域観光を促進するための「ブランド戦略」や「着地型旅行の在り方」について、事例を挙げながら紹介しました。
最後に、インバウンドをスムーズに促進するための簡単なツールや工夫の仕方について紹介するとともに、SNS隆盛の時代におけるインターネットを使った口コミの利用法とWi-Fiの重要性を解説しました。
群馬県西南地区で「観光客の受入体制」についての講演を行いました
2013年10月17日、群馬県西南地区で『富岡製糸場と絹産業遺産群の世界遺産登録推薦後における観光客の受入体制について』と題し、西南地区商工会関係者を対象に、当協会の三木が事例を交えた内容でお話ししました。
このセミナーは群馬県西南地区商工会広域連携支援室と群馬県商工会職員協議会西南支部が主催し、当地域の世界遺産候補地および関連施設を再認識していただくとともに、おもてなしの心の醸成や今後の受入体制の施策を学ぶことを目的に開催されました。
講演では、日本の人口減少に伴って見込まれる国内旅行者数の落ち込みを補うために、外国人旅行者を取り込んでいくことの重要性や、外国人旅行者の訪日目的、そして外国人が喜ぶ料理やおもてなしのポイントを解説しました。また、最近増えているイスラム教徒の対応についても事例を交えながらお話ししました。
旅行形態が団体から個人旅行に移行している現状を踏まえ、地域におけるレンタカーの整備、国内外の旅行者のためにホームページを充実させておく必要性をお話ししました。
繁盛しているお土産物店の例や静岡県の富士山のユネスコ世界文化遺産登録後の取り組みについても事例を上げて紹介しました。
最後に、地元の食材などで特産品やオリジナル料理を開発し、ブランド化していくことを提案しました。
八幡平市で「外国人旅行者受入の観光地づくり」に関する講演を行いました
2013年9月27日、岩手県八幡平市で開催された『外国人旅行者を含めた観光客対応セミナー』において、県内観光関係者を対象に、当協会の牛山が「外国人旅行者受入の観光地づくり」に関する講演を行いました。
このセミナーは盛岡・八幡平広域観光推進協議会が主催し、八幡平市内の外客受入事例の紹介と、外客受入を含む観光地域づくりの手法を学ぶことを目的に開催されました。
講演では、外国人旅行者増加の現状・背景を分析し、訪日の目的、観光地としての日本の魅力、旅行中の不便な点などを解説しました。当協会が実施した全国アンケート調査結果を基に、外国人接遇や外国語対応の不安を解消するとともに、外国人へのおもてなしのポイントを具体的に紹介しました。また外国人が日本の情報を得る経路についても取り上げて、口コミ情報を含むネット上の情報の重要性と、観光客自身によるSNSなどでの発信が地域の情報発信につながること、などについても言及しました。
大阪で旅行業界関係者の方々にインバウンド促進のための講演を行いました
2013年9月9日、大阪で東武トラベル西日本地区協定旅館連盟・運輸機関連盟・観光施設連盟の会員80名あまりの方々に、当協会の阿川よりインバウンドの概要、訪日外国人旅行者の動向、インターネットの活用などについて講演しました。(東武トラベル株式会社西日本仕入センター・京都仕入センターが主催する情報交換会において)
この会は東武トラベルから協定各施設への情報発信および関係者間(関係施設および関西地区の東武トラベル社員)で情報交換を行うことを目的に開催され、その中で昨年以来訪日外国人旅行者がますます増加している中、参加する宿泊施設、交通機関、観光施設(飲食店・土産物店)の方々に、より積極的に外国人の受け入れを促進していただくための講演をしました。
講演では、外国人旅行者増加の現状・背景を分析し、訪日の目的・日本の人気、旅行中の不便・不満を解説しました。当協会が実施した全国アンケート調査結果を基に、外国人接遇や外国語対応の不安を解消するとともに、ホームページ・インターネットの活用の重要性を理解いただく内容と併せ、外国人が日本について得る情報の経路についても取り上げて、各地で効果的にインバウンドを進めるうえでのヒントとなるようにいたしました。
講演後の懇親会では、インバウンド促進のための施策事例や現場の方々に役立つ実例など、講演で掘り下げることができなかった内容を個々の参加者からのご質問に合わせて具体的に説明することができました。
2013年3月12日の午後と夜2回にわたり、和歌山県の高野山でインバウンドセミナーを開催しました。(主催:<午後の部>高野山異文化交流ネットワーク、<夜の部>高野町商工会)
午後のセミナーは、多くの外国人が宿泊する宿坊の関係者と外国人に高野山の魅力を伝える通訳・ガイド関係者を主な対象とし、米国人墨絵画家ジム・ハサウェイ氏の講演を中心に「感動を呼ぶ日本文化紹介と誤解を生まない異文化間コミュニケーション」と題して開催されました。
夜の部では、商店など商工会会員を対象に、当協会国際事業部長牛山よりインバウンドの現状や外国人対応をスムーズに行うためのツールの紹介をしました。
感動を呼ぶ日本文化紹介のヒント
NPO法人高野山異文化交流ネットワーク主催の「インバウンドセミナーin高野山」では、第一部として東京の下町台東区谷中在住の米国人墨絵画家ジム・ハサウェイ氏が「日本文化と高野山の魅力」について講演しました。
「高野山に来るような教養のある欧米人であれば仏教に関する本も読んでおり、彼らの知的興味を満足させるような説明が必要」「彼らの表情を観察しながら興味のあることを見つけ出し、日本人の観光客とは違う視点で高野山を紹介することも大事」また「多くの旅行者はネットの口コミサイトで高野山の情報を得ている。今ここに来ている外国人が皆さんの宣伝マンです」などというハサウェイ氏の「目から鱗が落ちる」コメントに、参加者はしきりに頷いていました。
口コミサイトの重要性を強調するハサウェイ氏 |
照れながらロールプレーを行う宿坊関係者 |
英語をできるだけ使わない外国人対応法
第二部では、宿坊関係者に当協会オリジナル教材を配布し、そこに収録されているツール類を利用して、流暢な英語を話さなくても誤解を生むことなくスムーズに外国人対応ができることを紹介しました。
第二部の後半には、英会話講師の実績もあるハサウェイ氏の指導のもと、宿坊での外国人対応で重要な「電話での問い合わせ」「チェックイン」「館内の案内」などについてロールプレーを行い、立派に対応した若い宿坊スタッフに参加者から大きな拍手が湧きあがりました。
熱心に講演に聞き入る商工会関係者 |
商工会関係者とも活発な意見交換
同日夜高野町商工会が主催したセミナーには、忙しい業務の後にも関わらず多くの方に参加いただき、当協会国際事業部長の牛山が「インバウンドの現状と今後」および「できるだけ英語を使わない外国人対応法」について講演しました。
講演では、外国人が高野山滞在者全体の13%を占め(平成22年度)、観光客におけるインバウンドの比率が非常に高い特殊な地域性を指摘しつつ、国別のおもてなし方法や難しい英語を使わなくてもできる外国人対応法について紹介しました。また商工会、通訳・ガイドのNPOなど地域の関係者間で協力体制を作ることにより、更なるインバウンド振興につなげる方策を提案しました。
質疑応答では「席が空くのを待っている人がいても、のんびり席を立たない外国人に対しどう対処したらよいか」「大通りだけでなく、町の人の生活空間である路地にまで入って来るのはいかがなものか」など普段気になっている問題について質問が出るなど、活発な意見交換が行われました。
山形県庄内地方で観光事業に従事する方々を対象にインバウンドセミナーを開催しました
2013年2月27日、山形県鶴岡市で庄内地方の観光行政・観光協会・民間事業者など約40名の関係者に、当協会よりインバウンドの概要、外国人旅行者の特長・注意点、書式類やホームページなど役に立つツールの使用法などを紹介しました。(主催:庄内観光コンベンション協会、山形県)
当日は、前年9月に駐日大使館員ツアーを当地で実施した際に宿泊した「湯野浜温泉 亀や」阿部公和社長より、受入れ時に実践した工夫や配慮などについてもお話しいただきました。
阿部 公和 氏 |
このセミナーは、外国人旅行者に強くアピールできる観光資源を多数有するこの地方で、より多くの事業者が積極的に外国人を受け入れようとする環境づくりを目指して開催されました。
まず初めにインバウンドの現況、主要国別旅行者の特性、旅行者の情報収集方法、ホームページの活用などについて当協会インバウンドサポートチーム阿川より解説しました。加えて、当協会オリジナルのインバウンド教材に収録されている、各施設でカスタマイズして使用する「予約申込書」や「浴衣の着方」などの書式の利用法を説明し、よりスムーズに外国人を受け入れる方法を提案いたしました。
更に、外国人受け入れの現場からのお話として阿部社長より、外国人がどのように予約してくるか、トラブルがあるか、今後もインバウンドへの取り組みをどのように展開するか、などについて実例を紹介いただきました。
地域の多くの方は“インバウンドに取り組まなければ”という強い意欲をもともとお持ちでしたので、参加者からは庄内の各地で次の行動を始めようとする意気込みがひしひしと伝わってきました。
新潟県で宿泊施設・観光協会の方々を対象にインバウンドセミナーを開催しました
2013年1月24日と2月20日の2回にわたり、新潟県南魚沼市で観光業関係者(各回約20名)に対し、インバウンド促進セミナーを開催いたしました。(主催:南魚沼市観光協会)
セミナーではまず当協会インバウンドサポートチーム阿川よりインバウンドの概要や外国人対応をスムーズに行うためのツールの紹介をしました。また、インバウンドに成功している宿泊施設および世界最大の旅行口コミサイト運営会社から講師を招き、インバウンドの実例やネット展開事情についてお話しいただきました。
参加者には、当協会が開発したインバウンド教材を配付し、セミナー後に各施設が自律的に外国人旅行者の受け入れ準備を進められるようにしました。
インバウンドの現状と外国人旅行者受入スタートのノウハウを紹介
地域の関係者がインバウンドに取り組む契機となるよう、東日本大震災後の訪日外国人旅行者数の回復、インバウンド市場の現状を当協会のより解説しました。併せて、実際の受け入れに役立てることができる当協会オリジナル教材に収録しているツール類を紹介して、準備の要点さえ押さえればインバウンドをスタートすることができることを紹介しました。
澤 功 氏 |
外国人旅行者でにぎわう旅館の紹介
東京の下町情緒が残る台東区・谷中で外国人利用者が9割を超える旅館「澤の屋」の館主・澤功さん(観光庁「YOKOSO! JAPAN大使」)からは、30年あまり外国人旅行者の受け入れに奔走して蓄積したご経験、ノウハウをお話しいただきました。外国人を受け入れることに踏み切った後の苦労、工夫など数々の試行錯誤を経て、地域の方々と共にインバウンドに取り組めるまでに至った経緯は、これから外国人を積極的に受け入れて行こうとする参加者にとって大変参考になるお話しでした。
大西 良樹 氏 |
トリップアドバイザーTripadvisorの活用
外国人旅行者が日本観光・滞在に役立つ情報を収集する際に「口コミ」が占める比率はとても高く、インターネットなどを通じた情報収集経路の多様化の進展とともに、口コミの影響力は相乗作用的に強まっています。
トリップアドバイザー日本法人 ホテルリレーションズ エグゼクティブ大西良樹さんより、情報がやりとりされる環境の現状、口コミが持つ意味、口コミを書いてもらう方法、口コミの見せ方/対応の要点などについて、トリップアドバイザーのホームページの紹介を交えて説明いただきました。
セミナーで得られた知識・ハウツーを基に、今後着実にインバウンド受け入れが促進されることでしょう。
2012年3月28日、当国際交流サービス協会は島根県観光連盟に招かれ、旅館・ホテルの担当者など約30名の参加者の方々を対象にインバウンドセミナーを行いました。
当協会の講師より外国人旅行者の受入のノウハウを説明したほか、観光コンサルタントより観光地づくりの講義、インバウンド集客で実績を上げている旅館の女将からの体験談で構成しました。
会場には、自治体の観光関係者や業界紙の記者が取材に訪れるなど、本セミナーに対する関心の高さがうかがわれました。
最初の講義「着地型旅行による地域振興とインバウンドの関係」では、(株)ナレッジハウスの菅原達也氏より、日本で一番最初に観光協会を株式会社化し、「日本一小さな国際村」というコンセプトで成功したニセコの取り組みなどについてご紹介しました。
「宿泊施設における外国人観光客おもてなしノウハウの紹介と経営戦略について」では、長野県湯田中温泉でインバウンドに成功している旅館「一茶のこみち美湯の宿」の女将斉須幸子氏より独自のノウハウと体験を踏まえた実践的なお話と、テレビ放映された「美湯の宿」のおもてなしの様子をビデオでご覧いただきました。
「英語が苦手な人のためのインバウンドのはじめ方~5つのツールと口コミの活用~」では、当協会が開発したインバウンド教材を利用しながら外国人旅行者受入の具体的な方法や集客アップにつながる口コミサイトの活用法などを、当協会インバウンドサポートチームの三木茂樹より解説しました。また、日本文化体験が外国人旅行者には、大変喜ばれることなど、おもてなしのヒントになることについてもお話ししました。
参加者からは、「今後外国人を受け入れる際に役立つ内容だった」「少しずつでもインバウンドに前向きに取り組みたい」などの声が聞かれました。
7月21日から「神話博しまね」が始まることもあり、参加者の顔は真剣そのものでした。
山形観光アカデミー<トップセミナー>でセミナーを開催しました
2011年9月15日と10月19日の2回にわたり、「山形観光アカデミー」会員の方々(各回約40名)に、インバウンド促進のためのセミナーを山形市で実施しました。
宿泊業、自治体、観光協会、公共交通機関などからの多彩な参加者は、香港からの旅行客の動向や地域で連携して取り組むことの必要性など知り及び、インバウンド誘致に向けて刺激を受けられた様子でした。
香港の旅行者の動向と山形県(東北)の可能性
東北地方で東南アジア・香港との旅行開発業務の経験が長いコンサルタント菅原達也さん(「ナレッジハウス」代表取締役)を招き、山形県では2番目に多い香港からの旅行者の特長と動向、対応方法、今後の展開に向けてのヒントなどを説明しました。また、地域や東北圏などあらゆるレベルにおける行政や観光物産協会の施策に積極的に参加することの重要性を強調し、外国人の受入を始めるに当たってのやるべきことのポイントを挙げ、解説しました。
インバウンド受入に成功している事例
長野県・湯田中温泉「一茶のこみち 美湯の宿」の女将・斉須幸子さんから、実際にインバウンド誘致で成功をしている事例として、自施設の誘致活動と地域との連携について紹介しました。地元の観光資源の掘り起こしとアピールを行いながら行政・海外旅行会社と連携して営業活動を展開してきたことや、自施設における接遇と設備に工夫を重ね、さらに、地元周辺へも外国人受入への理解を求めて働きかけていることなどを説明し、セールス活動時に用いるツールも実物を参加者に配付しました。
かつての米沢・山形・新庄・庄内の4藩から成る山形県は、土地ごとに多彩な名勝旧跡や豊かな食文化などに恵まれています。このセミナーが、やがて来るインバウンド3,000万人時代までには各地で外国人旅行者を迎える準備を整える一助となれば幸いです。
新潟県で宿泊施設・観光協会の方々にインバウンドに取り組む契機とするセミナーを開催しました
2011年9月7日と10月12日の2回にわたり、新潟県南魚沼市・湯沢町で構成する「えちご魚沼観光開発協議会」会員の方々(各回約20名)に対し、当協会インバウンドサポートチームスタッフおよび各地で活躍されている宿泊施設の代表者より、インバウンドの実践的なノウハウや他地域でのインバウンド成功例を紹介しました。
参加者には、当協会が開発したインバウンド教材『これなら使える! 外国人旅行者 実践おもてなし完全パック <旅館・ホテル編>』を配付し、セミナー後もインターネットを通じてのサポートサービスを受けられるようにしました。
宿泊業、観光協会からの参加者は、より詳細な内容を講師に尋ねたり、アドバイスを求めたり、インバウンド展開に意欲的な姿勢が見受けられました。
インバウンドの現状と外国人旅行者受入スタートのノウハウを紹介
日本人の国内旅行と対比して、ますます増加する訪日外国人旅行者を今後自施設で受け入れようという意識を持てるように、拡大しつつあるインバウンドの市場性を当協会のスタッフより解説し、その後、インバウンドに対する先入観・不安を解消してもらうように、実際に受け入れを行っている施設において、インバウンド未経験者が心配するほど多くのトラブルは起きていないことなどの調査統計を紹介しました。
参加者に配付された当協会の教材に掲載されている、トラブルを未然に防ぎ、成功するための実践ツールの使い方・効果について、また、[電話の応対][予約申込書]など宿泊施設でインバウンド開始時に差し当たって必要となる重要な作業について説明しました。インバウンド集客を始めることは実際には敷居が低いことを理解いただけるよう、外国人受入には決して多額の投資や大がかりな準備を要さないことなども説明しました。
外国人に評判が良い旅館のインバウンド事例紹介
温泉につかる日本猿Snow Monkeyで、海外から多くの観光客が訪れている長野県湯田中温泉から、トリップアドバイザー「2010年外国人旅行者が支持した日本のベストホテル」第2位の旅館「島屋」のご主人湯本市郎さんを招き、インバウンドの最前線での取り組みを紹介しました。外国人向けに自施設でのおもてなしや集客をどのように工夫したか、実行してみて良かったこと/うまくいかなかったこと、自施設でやることと地域で協力してやること、口コミサイトで多くの好評を得る施策など、参加者からの質問への応答もまじえながら説明しました。
中国人旅行者の動向と地域の環境づくり
鬼怒川・川治温泉観光協会インバウンド誘致委員会の委員長として、また、観光庁任命の「VISIT JAPN大使」として国内外で広範な活躍をされている鬼怒川グランドテル夢の季の社長波木恵美さんから、中国人の接遇と集客について、また、外国人旅行者を受け入れるための地域づくりの大切さについて説明しました。
中国人観光客の特殊性やメンタリティーを踏まえ、喜んでもらえることや気を付けるべきことなどを挙げ、そのような中国人に対してどのような施策を立て、どのように誘引してきたかの経験を説明しました。そして、インバウンド招致のために鬼怒川地域で諸関係者と連携して実践していることを紹介し、魚沼にある素材を外国人向けにブランド化してアピールしていくこと提案をしました。
インターネット活用の重要性と画面具体的例
インターネットの活用が不可欠であるインバウンド展開において、サイト構築に当たっての具体的な要点を当協会のスタッフから説明しました。また、WEBマーケティングの専門会社エープラスの社長山本正樹さんより、インターネットをめぐる最新の動向、口コミの大切さなど、これからのネット集客展開に当たって拠り所とすべき重要点を解説しました。
東日本大震災の後、7月には豪雨による被害に見舞われた当地では、セミナーをきっかけに“今こそインバウンドに取り組み始めなければ”という認識を強くされた方もいらっしゃいました。講師が提示した事例や方法を参考に、最初の一歩を踏み出されることでしょう。
長野県山ノ内町で2回目となるインバウンドセミナーを開催しました
2011年1月17日、長野県山ノ内町観光連盟の要請により、宿泊、飲食業及び地域住民などの方々に、「英語が苦手な人のインバウンドのはじめ方~5つのツールと口コミの活用~」と題し、当協会インバウンドサポートチームの三木より、外国人旅行者を受け入れる際の実務的なお話をさせていただきました。
本セミナーでは、当協会が開発したインバウンド教材からの抜粋資料“専用書式集”を利用してスムーズに外国人旅行者に応対する方法と喜ばれるおもてなしの事例および口コミサイトを活用した集客の方策をご紹介しました。
*「専用書式集を使った応対例」の解説とインバウンドの不安を解消する「スタートムービー」を上映
英語が苦手な人でも予約申込書や館内案内書など旅館・ホテルの実務に即した便利な専用書式集を上手く活用することにより、極力外国語での問合せを減らし、スムーズに受け入れができるインバウンドの接遇方法をご紹介しました。
また教材付属のDVD「目でみてわかる・かんたんスタートムービー」からは、外国人旅行者からの問い合わせに始まり、チェックイン、滞在中の出来事、チェックアウトまでのおもてなしのポイントを説明するとともに、接遇の場面で必要とされる専用書式の実践的な活用方法をご紹介しました。
*経費が掛からず集客アップにつながる「口コミサイト」の活用法を説明
世界最大の旅行口コミサイト“トリップアドバイザー”のツールを活用することにより、自社ウェブサイトの情報が充実し、訪日旅行を計画している旅行者の成約率アップにもつながることについても解説しました。
*言葉をあまり必要としない喜ばれるおもてなしの一例を紹介
着付けや書道の体験、和太鼓のパフォーマンスなど、日本ならではの文化体験が喜ばれるというお話と外国人に人気のある和風スイーツの一例をご紹介しました。
参加者からは、「インバウンドは面白そう」「口コミ投稿プログラムを活用してみたい」とインバウンドに対するポジティブな声がたくさん聞かれました。また、最後の質疑応答では、直前キャンセルの対処方法などで盛り上がりました。
セミナーの模様が北信タイムス(長野県中野市・山ノ内町のローカル新聞)1月21日で紹介されました。
千葉で旅館・ホテル向けにインバウンド教材をベースにしたセミナーを開催しました
11月18日、千葉県旅館ホテル生活衛生同業組合の要請により、宿泊、飲食業など約60名の参加者の方々に、「英語が苦手な人のインバウンドのはじめ方~5つのツールと喜ばれる仕掛け~」と題し、当協会インバウンドサポートチームの三木より、外国人旅行者を受け入れる際の実務的なお話をさせていただきました。
本セミナーは、当協会が開発したインバウンド教材「これなら使える! 外国人旅行者 実践おもてなし完全パック <旅館・ホテル編>」からの抜粋資料“専用書式集”を利用してスムーズに外国人旅行者に応対する方法と喜ばれるおもてなしの事例および口コミサイトを活用した集客の方策をご紹介しました。
会場には、旅行業関係者の方や業界紙の記者が取材に訪れるなど、本セミナーに対する関心の高さが伺われました。
専用書式集を使った応対例」の解説とインバウンドの不安を解消する「スタートムービー」を上映
英語が苦手な人でも予約申込書や館内案内書など旅館・ホテルの実務に即した便利な専用書式集を上手く活用することにより、極力外国語での問合せを減らし、スムーズに受け入れができるインバウンドの接遇方法をご紹介しました。
また教材付属のDVD「目でみてわかる・かんたんスタートムービー」からは、外国人旅行者からの問い合わせに始まり、チェックイン、滞在中の出来事、チェックアウトまでのおもてなしのポイントを説明するとともに、接遇の場面で必要とされる専用書式の実践的な活用方法をご紹介しました。
*お金が掛からず集客アップにつながる「口コミサイト」の活用法を説明
訪日旅行の動機付けは、今やガイドブックなどを抜き、口コミが一番となっています。そこで世界最大の旅行口コミサイト“トリップアドバイザー”のツールを活用することにより、自社ウェブサイトの情報が充実し、訪日旅行を計画している旅行者の成約率アップにもつながることについて解説しました。また、実際に口コミによって外国人旅行者が増えた旅館の事例もご紹介しました。
*言葉をあまり必要としない喜ばれる仕掛けとお客様の心をとらえるおもてなしを紹介
出し物ができるほど広いスペースがある旅館とこぢんまりとした旅館における日本ならではのおもてなしの仕掛けについておのおのお話をしました。そこではいずれの場合でも、言葉はあまり必要としないことをお伝えしました。
また、英語はあまりできないけど、親身になったおもてなしがお客様の心をとらえインバウンドで成功している旅館の事例もご紹介しました。
参加者からは、「インバウンドを増やしていきたい」「口コミを活用してみたい」とインバウンドに対するポジティブな声がたくさん聞かれました。
また、千葉県観光協会や県の観光課の方も視察に訪れ、「今の千葉の旅館に適したタイムリーな講演であった」と高い評価のお言葉を頂きました。
旅館・ホテル向けにインバウンド教材をベースにしたセミナーを開催しました。
2010年9月9日、長野県山ノ内町と当協会の共催で、宿泊、飲食業など約30名の参加者にお集まりいただき、「これからインバウンドを始めたい、力を入れていきたい旅館・ホテルの方に向けてかんたんインバウンドセミナー」を開催いたしました。
本セミナーは、当協会が作成したインバウンド教材「これなら使える! 外国人旅行者 実践おもてなし完全パック <旅館・ホテル編>」をベースに構成しました。
セミナーでは、「インバウンドを始めるための実践ノウハウ」として、当協会が開発した旅館・ホテル向けの専用書式集を利用してスムーズに外国人旅行者に応対する方法と、ホームページを活用した集客の方策をご紹介しました。
*「英語が苦手な人」でも始められる、専用書式集を使った応対例を映像で解説
「英語が苦手な人のためのインバウンドのはじめ方」
予約申込書や館内案内書など旅館・ホテルの実務に即した便利な専用書式集(教材収録)を活用して、「外国語での難しい会話をできるだけせずに」インバウンドを乗り切るポイントをご紹介しました。
また教材付属のDVD「目でみてわかる・かんたんスタートムービー」の一部を上映し、一人の外国人旅行者の旅館体験記という視点で、「宿泊施設側が外国人旅行者を受け入れるときは、実際にどんなことが起こるのか」として、インバウンドの流れを説明するとともに、おもてなしの流れの中での専用書式集の実践的な利用法をご紹介しました。
*特に集客に必要な「英語ホームページ」の有効活用法を説明
「外国人旅行者向けのホームページ活用法」
やっかいな電話での外国語による問い合わせを減らし、予約を増やすために必須のツールとなる外国語ホームページについて、教材内容を基に開設や情報提供に当たっての効果的なポイントと注意点について解説しました。また、当協会のインバウンド成功宿泊施設への調査を基に、実際に宿泊施設が開設されている「優れたホームページ」のいくつかを事例として紹介しました。
*教材を基に、書式集とホームページを活用し、「かんたんに」インバウンドを始めましょう
当協会のインバウンド教材「これなら使える!外国人旅行者 実践おもてなし完全パック <旅館・ホテル編>」はインバウンドをこれから始めたい、力を入れたい施設に向けた実践ノウハウをまとめたパック教材になります。
教材付属の書式集を自施設に合わせて加工して利用することで、外国人旅行者をスムーズに受け入れることができるほか、教材の例を基にホームページを作成・修正することで、電話による外国語での問い合わせを減らしたり、ホームページを通じた集客アップにつなげることができます。
セミナーでは以上のように「かんたんで効果的なインバウンド」の進め方をご提案させていただき、「これならうちの施設でもはじめられそう」「自分の施設の外国語ホームページの参考にしたい」と好評でした。