山梨県で外国人対応力向上のためにツール制作、研修会を実施

 山梨県農政部の委託を受け、県内の農産物直売所での外国人対応がスムーズに進められ、外国人利用者数や販売額の増加を目指して、指差しシートや掲示物を制作し、店頭での対応力を向上するための研修会を2019年12月17日と2020年1月8日に行いました。

 

 制作・研修会の実施前に、農産物直売所での外国人来店の状況、店頭での困ったことなどを把握するために、店舗の視察、スタッフからのヒアリングを行いました。これを踏まえて、外国語を知らなくても対応が積極的にできるようにラミネート加工した指差しのフレーズ集「外国人対応サポートシート」や、注意事項・販売促進・ぶどう品種説明などを記した「店頭掲示用ポップ」を制作しました(英語、中国語繁体字表記版)。各店舗でのニーズはさまざまなので、希望する店舗には電子データを県担当者から配付して、各自で上書きして活用してもらえるようにしました。
 研修会の前半はインバウンド状況の概要や外国人対応の必要性などを説明しました。後半では今回制作したツール類の活用方法を中心に、外国語を話せなくても外国人に対してできることがたくさんあることや接客時の注意点を理解してもらい、“できることから始める”ことを促しました。