ミクロネシア連邦・チューク州若手リーダーにレクチャー

ミクロネシア連邦・チューク州若手リーダーにレクチャー

 

 2019年7月31日(水)、当協会多目的ルームにおいて、ミクロネシア連邦・チューク州の観光関連事業者4名に、「観光促進~街の活性化はみんなの力で!~」と題し三木よりレクチャーを行いました。
 これは一般財団法人国際協力推進協会のミクロネシア連邦・チューク州若手リーダー招聘のプログラムの1つとして実施したものです。

 

 まず初めに、この招聘プログラムで訪問する島根県海士町の「ワーキングツーリズム」と本格的な日本料理が学べる「島食の寺子屋」取組みについてお話しました。
 次に外国人旅行者受入に向けた15のアクションをチュークの観光資源を題材にして解説しました。事例紹介では、地域住民が積極的に街づくりに関与する長野県小布施町の持続可能な観光地政策や、コト消費からモノ消費につなげSNSで拡散させるベトナムのアクティビティーの仕掛けを紹介しました。 
 欧米富裕層誘致対策としては、彼らが訪問する国の日常に触れる異文化体験に価値を見出していることなどを説明しました。
 質疑応答では、「地域内外との連携やコミュニティの協力を得るのが難しい中、ステークホルダーが一丸となって共通の目標に進むにはどうしたらよいか?」「富裕層をもてなす場合、ホテルやレストラン、ショッピング先もグレードアップする必要があるのか?」など、現実に即した質問をたくさん受けました。
 最後にミクロネシア観光の魅力はあまり知られていないので、効果的なプロモーションを打つ必要性を説きました。