インバウンド受入強化事業 岡山県倉敷市 2016年3月
岡山県倉敷市で「外国人旅行者対応力向上実地研修」を行いました
2016年3月15日からの3日間、岡山県倉敷市の宿泊施設・飲食店・販売店・案内所などを当協会のインバウンド専門家と英語ネイティブスピーカーが訪問し、各事業者における外国人旅行者の受入環境を向上する研修を実施しました。
この事業は、5月に倉敷市で開催されるG7教育相会合に向けた英語講座の参加者および地元のインバウンド誘致委員会加盟の宿泊施設のうち、市の観光中心地「倉敷美観地区」周辺の17の事業者を対象として実施されました。
訪問先ではまず事業者の概要・外国人対応の現状をヒアリングして把握したうえで、掲示物やツール類を確認し、関係英語書面・掲示の改善提案・英語修正の指摘を行い、知っておくと有効な英語例の紹介や英語表記が望ましい日本語の英訳などを行いました。事業者によっては、商品や施設の説明に必要な英語や、円滑な対応のための英語フレーズを提示し、それを使った実践的な英語対話練習や発音矯正を中心に行いました。併せて、それぞれの事業者が抱える課題への解決提案や悩みへのアドバイスを行い、これまで迷っていたことをクリアにして、より的確に対応ができるようにしました。
あらかじめ質問を用意して訪問を待っていた参加者が多く、倉敷市での外国人対応力向上への意識が高いことが実感されました。この研修に参加された事業者は、研修をきっかけにさらに積極的に自信を持って外国人のおもてなしができるようになりました。