インバウンド受入強化事業 岡山県倉敷市 2017年2月~3月

岡山県で「外国人旅行者対応力向上実地研修」を行いました

 

2017年2月から3月にかけて6日間、岡山県倉敷市児島地区および県西部の宿泊施設・観光施設・飲食店などを当協会のインバウンド専門家と英語ネイティブスピーカーが訪問し、各事業者における外国人旅行者の受入準備を進めて、対応力を向上する研修を実施しました。

 

この事業は、昨年度倉敷市の観光中心地「倉敷美観地区」で実施されたのに引き続き、岡山県西部高梁(たかはし)川流域エリアに拡大して、各地での外国人対応が円滑に行われるようになることを目指して実施されました。

まず施設の概要や外国人対応の現状などをヒアリングしたうえで、本実地研修に対する要望を踏まえ、掲示物やツール類を確認して改善の提案、英語修正の作業などを行ったり、現場で使える英語フレーズの紹介や、英語で用意しておくとよい日本語情報の英訳などを行いました。施設により、提供した英語フレーズを用いて実践的な英語対話練習や発音の矯正や通訳アプリ利用の実演も行いました。

併せて、それぞれの事業者が抱える課題への解決提案や、観光資源・二次交通情報の積極的な発信、インターネットの活用、取り組みの方法・優先順位などについてのアドバイスを行い、今後何をすべきかが明確化でき、各地での対応準備が促進されることに寄与しました。