インバウンドセミナー リョケン「桃李塾」 2015年1月20日

宿泊施設の若手経営者・後継者に外国人旅行者を受け入れるための講演を行いました

 

2015年1月20日、株式会社 リョケンが主催する勉強会で、次代を担う若手経営者・後継者に、外国人旅行者の受入のための施策と当協会の教材の活用などについて当協会の阿川より講演を行いました。

 

 

同社は、次代を担う若手経営者・後継者が旅館経営に必要な知識を集中的、体系的に学べる講座を中心とした合宿型の勉強会「桃李塾」を定期的に開催しており、参加会員の経営強化やネットワーク構築を図っています。今回は「インバウンド」をテーマとして開催され、10名の方が参加されました。

まず、訪日外国人マーケットが堅調に伸展する状況を説明し、インバウンド集客に取り掛かることのメリットを認識してもらいました。そのうえで、訪日外国人が旅行中に抱く不便・不満などを挙げ、その解消に向けて各施設・各地域で整備すべきことについて解説しました。また、外国人にアピールできる地域の魅力づくりとその明示化、インターネットを活用しての外国人の誘客と利便性の向上について、実例を交えて解説しました。

外国語での対応に対する不安を抱く施設が多いなか、これからインバウンド対応に着手するなら多言語対応ではなく、まずは英語のみで対応することの効率・効果を明らかにして、当協会の教材「これなら使える!外国人旅行者 実践おもてなし完全パック <旅館・ホテル編>」のどこを重点的に活用するかを示し、収録されている書式・ツール類の活用方法、従業員の役割によって必要とされる英語での対応について説明しました。

その他、口コミ情報の大切さ、食事対応の基礎なども取り上げました。講演を通じて、参加者がそれぞれの施設・地域でインバウンド受入のための施策が具体的にイメージできたことと察します。