インバウンドセミナー 静岡県商工会指導者研修会 2016年7月

平成28年静岡県商工会指導者研修会にて事例紹介を行いました

 

2016年7月19日、静岡県産業経済会館で開催された静岡県商工会指導者研修会にて、『インバウンドで地域活性化~外国人旅行者を地域の広告塔に~』と題して、「インバウンドの市場性」、「受入環境整備」、「国内各地の事例」などについての講演を当協会の牛山が行いました。

 

この研修会は、静岡県商工会連合会が主催したもので、県内20の商工会から観光・サービス業関係の事業者34名が参加しました。

当日は研修プログラムの一部として、当協会の専門家がインバウンドに関して、その市場性や外国人受入環境整備の在り方をお話しするとともに、奥浜名湖商工会の「小規模事業者地域力活用新事業全国展開支援事業」における外国人旅行者集客プログラムなどの国内インバウンド関係事業の事例を紹介しました。

県内の事例紹介では、奥浜名湖商工会のほか、静岡県東京事務所や美しい伊豆創造センターの事例を紹介し、また他地域の例として、山形県高畠町や熊本県阿蘇ジオパークのインバウンド促進事業を取り上げました。

さらに別の視点から、意外な日本文化が外国人に人気となっている例として、弁当箱の専門店で曲げわっぱの弁当箱が外国人に好評であることや、伝統芸能「剣舞」の体験レッスンがトリップアドバイザーの「外国人旅行者に人気のスポットランキング」で上位になっていることを紹介し、地域の工芸品や伝統芸能が外国人に受け入れられる可能性を示唆しました。

最後に、インバウンドは「爆買い」などの経済的効果だけではなく、地域の知恵や食文化、匠の技や伝統芸能などを世界に発信する効果があり、地域ブランドを海外に売り出すチャンスとして利用することを提案しました。