2023ミス・インターナショナル世界大会に出場する各国代表20名が「ビジット・ジャパン観光特使」として石川県加賀市を訪問

2023ミス・インターナショナル世界大会に出場する各国代表20名が
「ビジット・ジャパン観光特使」として石川県加賀市を訪問


令和5年10月26日(火)国立代々木競技場 第二体育館で開催された「第61回ミス・インターナショナル世界大会2013」(主催:一般社団法人国際文化協会)に先立ち10月19日(木)-20日(金)の日程で、各国代表のミス20名を石川県加賀市にお連れしました。一行は小・中・高校生との交流や和菓子作り体験、保育園児との触れ合い、着物体験、舞踊鑑賞・お座敷遊びなど加賀の伝統文化そして食を堪能しました。歓迎セレモニーでは、地元の方々と楽しいひとときを過ごしました。このツアーは加賀の魅力を世界にアピールするために加賀市が主催し、国際交流サービス協会が協力し実施したものです。


2023ミス・インターナショナル加賀市ツアー(動画)

https://www.youtube.com/watch?v=qwCssoHA8jU
*動画提供:国際文化協会


羽田空港で圧倒的な存在
 10月19日の朝、旅行者やビジネスパーソンなどで賑わう羽田空港のロビーをさっそうと歩く集団に人々の目が集まっていました。それはこれから加賀市へ旅立つミスの一行でした。

加賀市役所を表敬訪問
 小松空港到着後、加賀市役所へ向かいました。市役所のエントランスでは宮元陸みやもとりく市長をはじめ多くの職員から盛大な歓迎を受けました。その歓迎ぶりにミスたちは大感激でした。

 市役所の会議室では市長から「加賀市にある3か所の温泉地や山中漆器等に触れてもらい世界に発信してもらいたい」とのお話を聞いた後、エストニア代表のミスからは「加賀の奇麗な町並みを見ることができてうれしいです。母国にいるような感じで過ごすことができるのでは」と挨拶をしました。
ミスたちはお茶請けに出された加賀の和菓子に舌鼓を打つなど和やかな雰囲気に包まれた表敬訪問となりました。

小・中学生との楽しいひととき
 市長表敬訪問の後は、錦城きんじょう中学校・錦城東小学校を訪問し、中学生たちと給食をいただきました。教室に移動しての交流の場ではミスたちが自国の様子や文化について熱心に説明していました。小学生たちの歌とダンスにミスたちは笑顔にあふれていました。


和菓子作りと抹茶体験に挑戦
 学生たちとの交流の後は、江戸時代から明治時代にかけて北前船きたまえぶねでの最大勢力であった久保彦兵衛家の邸宅(2003年に移築復元)「蘇梁館そりょうかん」へ移動し、和菓子作りと茶道体験に挑戦しました。和菓子作り体験では小山芳月堂店主の手ほどきを受けながらあでやかでかわいらしい生菓子を作りました。完成した和菓子と一緒にスマートフォンで撮影するなど、とても満足している様子でした。

 茶道体験では先生から作法の説明を聞いた後、大聖寺高校茶道部学生のサポートを受けながら抹茶をいただくなど日本文化を知る貴重な体験になりました。


異次元に包まれた歓迎セレモニー

 今晩宿泊する日本旅館の「瑠璃光」に到着したミスたちはドレスアップし、歓迎セレモニーに臨みました。セレモニーでは宮元陸市長や地元関係者、ミスの代表者の挨拶、地域の芸能とミスのダンスなどが披露され、会場は異次元のような雰囲気に包まれていました。

キュートな保育園児との触れ合いに大満足
 2日目、最初に訪れた「松ヶ丘保育園」では園児たちによる神輿みこし担ぎやダンスのパフォーマンスにミスたちは大興奮。キュートな園児たちを膝の上に乗せて一緒に写真を撮るなど大変楽しい時間を過ごしました。

日本情緒あふれる山代温泉で着物体験
 本ツアーミスたちのお目当ての1つである着物体験を今回も大正時代から続く山代温泉の「谷口呉服店」で行いました。着付けの先生やヘアーデザイナーの手際の良さにミスたちは次々と和風美人に変身。スマートフォンを片手に山代温泉の街並みでポーズをとりながらSNSにアップしていました。最後に山代温泉のシンボルである明治時代の総湯を復元した共同浴場「古総湯」の前で記念撮影を行いました。

武家書院屋敷で優雅なひととき
 その後ミスたちは着物を着たまま、加賀藩家老であった横山家が金沢市の邸内に建てた書院を山中温泉に移築した「無限庵」で地元の野菜や魚介をふんだんに使ったビストロ「 ラ・ヴィーヴ」のビュッフェ料理をおいしくいただきました。
 食後に記念撮影をするなど優雅なひとときを過ごしました。

「山中座」で芸妓のあでやかな舞を堪能
 昼食の後は、館内の内装にのべ1500人の山中漆器職人によって造られた「山中座」を訪れました。山中芸妓による踊りを鑑賞したあと、ミスたちも舞台に上がりお座敷遊びに興じたり、輪になって踊るなど日本文化を満喫しました。

「菅生石部神社」にて必勝祈願
 最後に訪れたのは1400年の歴史を誇り、朝廷や公家・武家の崇敬を受けていた菅生石部神社すごういそべじんじゃ。あいにくの雨天によりお社には参らず、特別に車内にて10月26日の「第61回ミス・インターナショナル世界大会2013」に向けて必勝祈願としてのおはらいを受けました。

加賀の想い出を胸に東京へ
 加賀を満喫したミスたちは最後小松空港で加賀の逸品や銘菓などを購入するなどショッピングを楽しみました。手には加賀のお土産、そして想い出を胸にしまい来週開催さえれる世界大会のある東京へ戻りました。


加賀市訪問の2日間を終えて

 ツアー終了後、ミスたちから次のコメントが寄せられました。


・ツアーの内容は全て良かったです。人々はとても親切で、まるで我が家に居るかのような感じでした。友達を連れて必ず戻って来ます。
・この2日間でとてもたくさんのことを経験しました。加賀には2週間いたような感じでした。全てのアクティビティ(訪問先)はとても楽しかったので、また加賀に来たいと思っています。天気も良く加賀の人々はとてもフレンドリーで親切でした。
・人々はとても親切でいつも笑顔でした。決して変わらないで、いつまでも優しくしてください。それが私たち(旅行者)に与えてくれる最も温かい贈り物ですと(加賀の人)に言いたいです。この素晴らしい旅行にあらためて感謝します。
・このツアーの関係者の皆様には感謝の気持ちしかありません。最初の市長表敬から心からの歓迎を感じました。この2日間の全ての出来事は最高に楽しかったです。


 以上のように、加賀の心温まるおもてなしに参加者の口からは、感謝の言葉がたくさん聞かれました。


 なお、世界大会ではツアーに参加したコロンビア代表のソフィア・オシル・ルナさん(写真投稿サイト「インスタグラム」にフォロアー50万人以上)が2位、ペルー代表のカミラ・ディアス・ダネリさんが3位、フィリピン代表のニコール・ボロメオさんが4位に入選しました。


 HAB北陸朝日放送、テレビ金沢等のニュース番組で放映されたり、北國新聞や北陸中日新聞等に記事が掲載されるなど関心の高さが伺われました。


参加国(20カ国・地域):アンゴラ、カナダ、コロンビア、コートジボワール、エストニア、日本、リトアニア、メキシコ、ニカラグア、ペルー、フィリピン、ポーランド、ポルトガル、セルビア、シンガポール、スリランカ、台湾、タイ、チュニジア、英国