駐日各国大使館員「明治記念館模擬結婚式」ツアー
駐日各国大使館員・家族「日本の神前挙式を体験」
当国際交流サービス協会は平成25年10月20日(日)の午後、明治記念館にご協力いただき、14カ国32名の駐日大使、大使館員とご家族に模擬神前挙式を披露しました。
まず初めに、明治記念館の担当者より、1881年に建てられた由緒ある和洋折衷の本館のあらましや、時代のニーズに応えるために1947年に日本初の総合結婚式場として開館した当時の様子などのお話を聞きました。
挙式場である「儀式殿」では、介添の女性の先導により入殿した男子和服の第一礼装、紋付羽織袴姿の新郎の凛々しさと純粋無垢な白無垢を羽織った新婦の美しさに参加者は目を見張っていました。
神職による修祓(しゅばつ)(おはらい)や、新郎新婦による誓(せい)盃(はい)の儀(三三九度の盃)、指輪交換などの儀式を興味深く見つめていました。また、雅楽の演奏や巫女(みこ)の舞いに神秘性を感じているようでした。
参加者も親族盃の儀(祝意を込めた日本酒による乾杯)などを行うなど、実際の式と変わらない参列者の振舞いを体験することができました。
会場を移した懇親会の席で、網谷(あみたに)道弘(みちひろ)館長は歓迎の言葉の後、2020年東京オリンピックが明治神宮外苑を中心に開催されることを受けて、「海外のお客様に日本のおもてなしを伝えるべく、人々の喜びを彩る場所として社会に貢献していきたい」と述べられました。
西洋料理総料理長が日本の秋をモチーフにこしらえた繊細な料理に、外交官の口からは、「芸術的だ」、「とても美味しい」という言葉がたくさん聞こえてきました。また、新郎新婦との記念撮影を楽しむなど参加者の顔には笑顔が溢れていました。