静岡県で「伊豆半島外国人旅行者受入体制整備研修実施事業」を行いました

 

静岡県で「伊豆半島外国人旅行者受入体制整備研修実施事業」を行いました

 

2018年1月から2月にかけて、静岡県伊豆半島の観光事業者を対象に、研修会(導入研修、実地研修、近隣地域視察研修)の開催と、アドバイザーを各事業者に派遣しての実地指導により、外国人旅行者受入を向上させる事業を実施しました。

 

この事業は、伊豆半島の13市町と観光協会や商工会議所、交通事業者などの民間団体で組織する「美しい伊豆半島創造センター」が主催して、宿泊施設、飲食店、販売店、観光施設などの観光関連事業者において外国人旅行者の対応力と、自エリア内外での人脈の強化を目的として実施されました。

「実地研修」においては、宿泊施設と観光施設にご協力いただいて2カ所で開催し、施設の概要やインバウンド誘客・受入準備などの説明を施設側から受け、現場を視察し、後半では参加者同士のグループ討論・意見交換を主体とした構成としました。これに先立って午前中に、インバウンド対応にこれから取り組もうとする方々に講義形式で「導入研修」を開催し、地域における外国人旅行者来訪の現況や取り組むべき課題などを概観しました。

「近隣地域視察研修」では、外国人旅行者が多く、受入対応が比較的に整っている地域事例として、参加者を箱根にお連れしました。具体的な対応事例を視察することにより、自施設および地域でのインバウンド対応向上に役立てるとともに、参加者間のネットワークづくりの契機としました。

その後、当協会のインバウンド専門家と英語ネイティブスピーカーがアドバイザーとして事業者を個別に巡回しました。それぞれの現状を視察しながら改善/不足点を浮き彫りにし、ツール類の修正と併せて、誘客・接遇などの面で事業者が抱える問題点、疑問点などを解決するコンサルテーションを行い、インバウンド対応力向上の支援をしました。