インバウンド受入強化事業 静岡県伊豆半島 2016年3月
静岡県で「伊豆半島外国人旅行者受入体制整備事業」を行いました
2016年2月から3月にかけて、静岡県伊豆半島の宿泊施設を中心とした観光事業者を対象に、インバウンド研修会の開催とアドバイザーによる個別訪問をセットにした外国人旅行者受入力を向上する研修を行い、併せて、訪問先で課題として挙がった英語ツール類を整備して、関係者間で共有できるよう冊子にまとめて「事例集」を作成しました。
この事業は、宿泊施設などの観光関連事業者において外国人旅行者を受け入れる態勢を整備し、利用者の満足度を向上させることを目的として、伊豆半島の13市町と静岡県が組織する「美しい伊豆半島創造センター」により企画されました。
伊豆半島の4カ所で開催した研修会では、外国人旅行者の現況や対応・来訪促進の方法などを説明しました。まだ外国人旅行者の受け入れを始めていない事業者でも必要な準備を概観できるようにし、併せて、既に外国人を受け入れている事業者には対応力を向上できるようにする内容で構成しました。参加者には当協会のオリジナル教材を配付し、未経験の事業者でも自立して受け入れに取り組めるようにしました。
また後日、当協会のインバウンド専門家と英語ネイティブスピーカーがアドバイザーとして事業者(宿泊施設、鉄道事業者、観光施設など)を個別に巡回し、それぞれの現状を視察しながら改善/不足点を浮き彫りにして修正を行いました。併せて、接遇・誘客・外国人の嗜好・人材育成など事業者が抱える問題点、疑問点などに関するコンサルテーションを行いました。
各訪問先の事業者が抱える改善点や、新たに作成が必要なツール類は、英語ネイティブスピーカーによる英訳・英語修正を行って事業者に還元し、また、今後観光関係事業者間で共有して役立てられるように「事例集」として冊子にまとめました。