インバウンドセミナー 新潟県南魚沼市 2016年1月~2月

新潟県南魚沼市で宿泊施設向けにインバウンド研修会・巡回指導を実施しました

 

2016年1~2月に新潟県南魚沼市で、宿泊施設を中心とした方々を対象にインバウンドの取り組み・対応推進のための研修会(全3回)と併せて、宿泊施設を個別に巡回して外国人旅行者受入をスムーズに行うため各現場での現状に合わせてのアドバイスを当協会阿川が実施しました。

 

研修会の第1回は「概論編」として、「インバウンドの現況」「地域において行う準備」「インターネットの活用」など外国人旅行者を受け入れに当たって踏まえておくべきこと全般にわたり説明しました。

第2回と第3回は、前半は「対応の不安」「ツールの活用」などについて当協会から説明し、後半は受け入れを実際に行っている宿泊施設の第一線で活躍される方々に協力いただき、実例を交えながらの説明を行いました。

小規模の宿泊施設を対象とした第2回研修会では、長野県戸倉(とぐら)上山田(かみやまだ)温泉「亀清(かめせい)旅館」若旦那のタイラー・リンチさんが、「外国人目線による日本の魅力」「外国人が求めるもの」「コミュニケーションのコツ」などについて、地元で自ら行っている活動なども具体的に交えて説明しました。中規模以上の宿泊施設を対象とした第3回は、長野県湯田中温泉「一茶のこみち 美湯(びゆ)の宿」「志賀パレスホテル」専務取締役・女将の斉須幸子さんが、「0からスタートしたインバウンドの取り組み」「プロモーション活動」「受け入れに当たっての工夫」などについて、たくさんの外国人が訪れている自施設の経験を踏まえて説明しました。

また後日参加者の宿泊施設を個別に訪問し、インバウンド対応の現状を視察しました。その結果見えてきた不足点や課題を各施設の担当者と確認合い、優先順位を付けて改善方法を指導しました。

研修会の開催に加えて、施設別に現場での確認・協議の場を持つことにより、各事業者のインバウンドへの取り組みを進める契機となりました。