インバウンドセミナー 福島県湯野上温泉勉強会 2016年12月26日

福島県湯野上温泉で「外国人観光客をおもてなしするに当たっての基礎知識や対応のお話しとSWOT分析のワークショップ」を行いました

 

 2016年12月8日(木)、福島県下郷町および湯野上地域の行政関係者、観光協会および観光関連事業者などの方々を対象に「外国人旅行者のイロハについて」と題し研修会を実施しました。

 第1部では、外国人観光客をおもてなしするに当たっての基礎知識や対応について当協会の三木がお話ししました。

 第2部のワークショップでは、参加者の方々に地域の取組や自施設の今後の商品開発・サービスなどについて考えていただくための方策としてSWOT分析の手法を交え当協会の戸羽が解説しました。

 

 この研修会は、福島県湯野上温泉観光協会が主催したもので、下郷町および湯野上地域のインバウンド観光促進の一環として外国人観光客を受け入れるに当たっての基礎を知り、今後の地域の方向性を考える上での手掛りとなることを念頭に開催されました。

 第1部では、なぜインバウンドを積極的に展開していく必要があるのか、外国人観光客の訪日の目的は何かなどについて解説しました。また最近、湯野上地域で増えている台湾人観光客の特性やムスリムとベジタリアンの対応についてお話ししました。

 次に、過去に当協会が福島県会津若松地域で実施した「駐日各国大使館員会津若松ツアー」を参考に、今後のマーケティングに繋がる下郷町および湯野上地域における「ペルソナ(象徴的なユーザーモデル)戦略」の手法についても説明しました。

 また、今年ユーチューブにアップされ一躍有名になった「ペンパイナッポーアポーペンのピコ太郎」を例に挙げ、動画による情報発信は世界中に拡散されるため、地域の魅力をユーチューバーによって紹介するのも一つの手段であるとお話ししました。

 第2部に行ったSWOT分析では、架空のメーカーを例に挙げ、設立時から繁栄時期の様子や苦境時の乗り切り方、そして今後どのように展開していくべきかについて解説し、参加者の方々にも自施設や地域の進むべき方向について考えていただきました。

 参加者からは、「来訪してもらいたい国(外国人)の選定や、ペルソナ戦略等マーケティングの話から、目の前のもやもやが消えた」などの感想が寄せられました。