駐日各国大使館員「飴細工オンライン・ビデオツアー」
駐日各国大使館員「飴細工オンライン・ビデオツアー」
2021年2月8日(月)から28日(日)までの期間で、駐日各国外交官および家族等を対象とするオンライン・ビデオツアー「飴細工」を開催しました。このツアーは、新型コロナウイルス感染拡大により体験ツアーが開催できないため、事前に撮影した動画を希望する方に限定視聴用URLで配信したものです。
飴細工づくりの体験ができる「浅草 飴細工 アメシン」花川戸店を訪ねました。東京浅草寺のすぐそばにあり、初心者向けのウサギづくりに通訳ガイドのナビゲーターが挑戦しました。
まず初めに、ビデオでハサミの使い方や飴を扱う際の注意点などを理解したうえで、インストラクターのデモンストレーションを見学しました。無駄な動作が無く、あっという間に形を作り上げました。飴細工を上手に作るコツは、とにかく手早く作業することです。温められて柔らかくなった飴は、3分もすると表面から硬くなってしまうからです。
1回目の練習ではインストラクターに手伝ってもらいながら行いましたが、想像以上に飴が熱く、全然思ったようにはいきませんでした。2回目は自力で挑戦。1回目よりはイメージに近づきましたが、なかなかウサギらしくなりません。一見すぐに作れそうですが、自分で体験してみると、限られた時間の中で手際よく形を整える難しさを実感しました。
3回目は、真っ白な飴を使っての本番です。うまくいかない部分もありましたが、ベストの出来上がりになりました。冷まして固くなってから、目や耳に爪楊枝で色を付けて完成です。最後に見栄えが良くなるようにセットして記念撮影してから、持ち帰り用の袋に入れてもらいました。
次に、革新的な飴細工を創作しているソラマチ店(東京スカイツリータウン内)を訪ね、間近で見学しました。
店頭では職人が作業をしています。「アメシン」を代表する作品「金魚」を作っています。
飴は、昔は大変貴重でした。江戸時代になって庶民を手に届くようになると、「飴売り」が屋台で商売を始めました。彼らは販売促進と付加価値を加えるために、商品の飴に細工をするようになりました。これが、今日のスタイルに継承されています。目を見張る器用さで、あっという間に、丸い塊から金魚が生み出されました。
時間をかけて細い筆で丁寧に色が付けられて完成です。食用の色素を何色も合わせた色は、まるで本物の金魚のようです。
アメシンの飴細工体験と実演いかがでしたか? ぜひ来て、見てそして体験してください!
撮影協力:浅草 飴細工 アメシン
撮影:アドワイヅ