駐日各国大使館員「柴又・帝釈天オンライン・ビデオツアー」
駐日各国大使館員「柴又・帝釈天オンライン・ビデオツアー」
2021年1月18日(月)から2月7日(日)までの期間で、駐日各国外交官および家族等を対象とするオンライン・ビデオツアー「柴又・帝釈天」を開催しました。このツアーは、新型コロナウイルス感染拡大により体験ツアーが開催できないため、事前に撮影した動画を希望する方に限定視聴用URLで配信したものです。
柴又・帝釈天オンライン・ビデオツアーでは、400年近い歴史を持つ柴又・帝釈天と、国の重要文化的景観に選定されている帝釈天参道を紹介しました。ビデオの再生時間は13分30秒ほどです。
動画前半では、国民的映画「男はつらいよ」シリーズの撮影現場として有名であると同時に、東京都内で唯一、国の重要文化的景観に選定されている柴又・帝釈天の参道をご紹介しました。「文化的景観」とは、人と自然が共に作り上げた景観で、そこに暮らす人々の生活様式が表れているものです。この参道は「文化的景観」の中心です。柴又と寅さんが大好きな通訳ガイドがナビゲーターとなって参道を紹介し、映画「男はつらいよ」の出演者、撮影スタッフの詰所として使われた髙木屋老舗を訪ね、柴又の1番の名物「草だんご」作りを見学しました。
動画後半は、厄除け、病気平癒のご利益があると信じられ古くから日本人の信仰を集める柴又・帝釈天を訪ねました。柴又・帝釈天は1629年の創建で正式名称は経栄山 題経寺です。帝釈天は仏教の守護神で、厄除け、病気平癒のご利益があると信じられているので、人気があります。また帝釈天は彫刻のお寺としても有名です。オンライン・ビデオツアーでは、お堂の外壁に施されている見事な彫刻を間近に見ているような体験ができます。「法華経」の世界をモチーフにした彫刻は大変見応えがあります。
1924年に建てられた大客殿は、全てがヒノキで作られています。大客殿には、手入れの行き届いた、大変美しい日本庭園があります。この庭園は「邃渓園」と呼ばれ、東京都指定名勝です。美しい庭園ですが、訪れる人は多くありません。ビデオツアーでは、大客殿に座ってゆっくり鑑賞し、静かで贅沢な時間を過ごすイメージを味わっていただきました。
撮影協力:
葛飾区産業観光部観光課
葛飾区観光フィルムコミッション
帝釈天題経寺
髙木屋老舗
撮影:アドワイヅ