駐日各国大使館員「真多呂人形」制作ワークショップ
駐日各国大使館員「真多呂人形」制作ワークショップ
令和2年11月14日(土)、駐日の各国大使官員・家族等16名(7カ国+EU)を国際文化会館にお招きし、真多呂人形の制作体験をしていただきました。講師は真多呂人形学院の鈴木真寿寛教授をヘッドに他3名の先生方の指導の下、国際交流サービス協会が実施したものです。
動画 Mataro Japanese Doll making Workshop 2020:https://youtu.be/ayH5EECbYVY/
制作した「おさな君」(左)と「おさな姫」(右) | 今回の講師4名。右から2人目が鈴木真寿寛教授 |
初めに鈴木教授より、「今から300年程前に京都の上賀茂神社を作る宮大工が、余材で人形の形に削り、そのボディーに溝を彫り、溝に合わせて生地を裁断し木目込んだのが真多呂人形の始まりです。その後、改良され、ボディー部分を木の粉と糊を混ぜ合わせて作られたのが今のものになります」と真多呂人形の歴史について簡単な説明を聞きました。
手先に集中し人形を作る参加者
制作する人形は、青い着物を着た「おさな君」と赤い着物を着た「おさな姫」の内、参加者にお好みの方を選んでいただきました。先生たちの手ほどきを受けながら、人形の母体(桐塑)の木型の溝に糊を入れて裁断した布を丁寧に埋め込んでいくきめ細かい作業でしたが約2時間半かけて素晴らしい人形ができあがりました。
完成した人形に笑顔が溢れる参加者
人形作り体験の後は、今回のために特別に展示した艶やかな真多呂人形「頼朝と政子」などを鑑賞しました。参加者からは、「同僚に真多呂人形のすばらしさを伝えたい」とか「今回は赤(おさな姫)を作ったので次回は青(おさな君)を作りたい」などの声が聞かれました。
参加者は今回の体験から日本の伝統文化に触れる良い機会となりました。
笑顔が溢れる参加者 | 真多呂人形「頼朝と政子」 |
鈴木真寿寛真多呂人形教室
〒161-0034東京都新宿区上落合1-1-15
落合パークファミリア121
TEL・FAX:03-3365-5022