駐日各国大使館員の高畠町(山形県)ツアー

 

駐日各国大使館員高畠町(山形県)ツアー

~五感が喜ぶ高畠町の人情・食・自然~

 

平成28年11月5日(土)- 6日(日)、駐日大使4名、ほか大使館員・ご家族17名(6カ国、EU)を山形県高畠町にお連れし、りんご狩りや酒蔵、ワイナリー見学、そして地元の人たちとの芋煮を囲んでのおむすび体験など、高畠町の自然、食、そして人情に触れていただきました。このツアーは高畠町が主催し、国際交流サービス協会が協力して実施したものです。

 

朝、山形新幹線つばさ号で東京駅を出発した一行は、東北地方ののどかな景色を楽しみながら、高畠駅に到着。駅では、ゆるきゃら「たかっき」・「はたっき」と「ちんどん隊」によるにぎやかなお出迎えの後、高畠町渡部(わたなべ)富士男(ふじお)副町長から歓迎の挨拶を受けました。

 

 

 

最初に訪れたのは、江戸時代から平成22年(2010年)まで約150年間、手掘りによる採石が行われていた「瓜割り石庭公園」。歴史背景等を聞きながらそびえ立つ石の壁をバックに参加者はシャッターを切っていました。

 

 

昼食は、屋外の「歴史公園」で地元の「芋煮かーちゃん・とーちゃん」、高畠高校生が作る名物の「芋煮」を頂きながら、おむすび作りをするなど地元の人たちと楽しいひとときを過ごしました。

 

 

 

昼食の後は、紅葉が映える三重塔の「安久津八幡神社」を散策。「県立うきたむ風土記の丘考古資料館」では、展示されている旧石器時代の出土品などを渋谷(しぶや)孝雄(たかお)館長の解説を聞きながら見学しました。また屋外では、火おこし体験や弓矢を撃つなどして楽しみました。

 

 

次に訪れたのは、りんご狩りの山口農園。29代目当主の山口(やまぐち)正幸(まさゆき)代表から、美味しいりんごの見分け方などの説明を聞いた後りんご狩り体験を行いました。また試食したりんごやぶどうが美味しかったことから、袋いっぱいに果物や野菜を買って帰る参加者の姿が見られました。

 

 

 

夜、幸新館で行われた交流会では、寒河江(さがえ)(まこと)長の歓迎挨拶の後、町役場若手職員による「花笠踊り」を鑑賞し、町で採れた松茸を使った料理など、秋の味覚を堪能しました。

 

 

 

 

 

2日目は、「高畠ワイナリー」で川邉(かわべ)久之(ひさゆき)取締役製造部長から町のぶどう栽培や高畠ワインの美味しさなどについての説明を聞きながら、川邉氏一押しのシャルドネを試飲するなどして楽しみました。

次に訪れた1788年創業の「後藤酒造店」では、後藤(ごとう)大輔(だいすけ)専務の案内により、日本酒ができるまでの工程を見学しました。最後に日本酒を試飲し、お土産に大吟醸を頂き酒蔵を後にしました。

 

高畠ワイナリー

 

後藤酒造店

 

 

昼食会場の「よねおりかんこうセンター」では、山形牛や天ぷら料理を頂いた後、熊谷(くまがい)恭子(きょうこ)先生の指導により紅花染め体験を行いました。さまざまな模様に染め上った世界に一つしかないオリジナルの作品に笑顔が溢れていました。

 

 

 

高畠駅におけるお別れセレモニーでは、高畠町経済産業課冨樫(とがし)雅彦(まさひこ)課長の挨拶の後、駆けつけてくれた芋煮かーちゃんたちと参加者全員で記念写真を撮りました。

最後、手には高畠町からいただいた高畠産シャインマスカット、そして思い出は胸にしまい、新幹線に乗り込みました。

 

 

 

地元の米澤新聞や山形新聞などの記者が取材に訪れるなど本ツアーへの関心の高さが伺われました。