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日本のOmotenashi―外国人が喜ぶ旅館1

日本のOmotenashi

(IHCSA Cafe Vol. 25, January 2010より)


外国人客が喜ぶ旅館


日本を訪れる外国人客が心地よく滞在し、良い思い出を持ち帰れるよう、私たち日本人は何をしてあげられるのでしょうか ― 外国人客を迎えるインバウンドの最前線を取材しました。

静岡県・伊東温泉の日本旅館「青山(せいざん)やまと」でのおもてなしの配慮や工夫している点などについてご紹介します。




お出迎えから始まる寛ぎのひととき

玄関で出迎えを受けるとまずは日本庭園に面したラウンジへ導かれ、旅の疲れを取ってもらうための季節の飲み物をふるまわれる。一息寛いでから、腰掛けたままでチェックインの手続きときめ細やかな施設の案内が行われ、客のニーズを最初からしっかりと受け止めてくれる。ここでは女性用の浴衣と帯は複数サイズ・色柄が用意され、好みのものを選べる。

広くて明るく、清潔な部屋に案内され、抹茶と和菓子をいただくと、窓外の(せい)(すい)と室内の木や畳の和の質感が眼に優しく、清々しい和の落ち着きが包んでくれる。


宿からのお仕着せよりもお客様のお好みで…

眺望の良い大浴場はあたかも天空に浮かんでいる居心地を醸し出し、露天風呂では星空を仰ぎ見ながらゆったりと湯のぬくもりと効能を楽しめる。プライバシーを尊重するために、洗い場に一人ずつの仕切りがあるのもうれしい。プライベートで利用できる無料の貸切風呂も用意されているので、他人と入浴する習慣がない文化圏からの外国人客でも日本の温泉を好みの湯温で満喫できる。

「青山やまと」のもう1つのご自慢は、地元の伊東港から水揚げされる魚介類などの新鮮な旬の素材をふんだんに用いた目に鮮やかな料理の数々。食前酒、メイン料理、デザートは当日それぞれ3種のなかからお好みで選べる(17時までのチェックイン)。朝食は和・洋食から選べる。ベジタリアンや、アレルギー・宗教上の制約から食べられない食材があれば柔軟に対応してくれる(要事前相談)。


今この瞬間が大切 - おもてなしの心

館内に入った瞬間からホッと癒される感じがするのは、予約時から接してきたスタッフのおもてなしの心を直に感じ始められるからだろう。客室で外国人客に浴衣の着付けを手伝うスタッフと言葉が十分に交わせなくてもお互い身振り手振りでコミュニケーションできた喜びの声が、芸術的な料理・初めての温泉体験など異文化に触れた感激とともに寄せられている。「また来たい。」 - 心が通ったおもてなしを尽くした後にこう思ってもらえるよう惜しみなく取り組むモダンな本格的日本旅館である。


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